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デンソーとハネウェルがモーターを共同開発、電動航空機に初採用

2022年05月26日 06時38分更新

文● MIT Technology Review Japan

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デンソーと米ハネウェル・インターナショナル(Honeywell International)は、電動航空機向けの電動モーターを新たに開発。eVTOL(電動垂直離着陸機)を開発するドイツのスタートアップ企業、リリウム(Lilium)が採用を決定した。

デンソーと米ハネウェル・インターナショナル(Honeywell International)は、電動航空機向けの電動モーターを新たに開発。eVTOL(電動垂直離着陸機)を開発するドイツのスタートアップ企業、リリウム(Lilium)が採用を決定した。 リリウムに採用された電動モーターは、デンソーとハネウェルが2021年に発表したアライアンス締結以降、初めて共同で開発した製品。ローターとステーターで構成されており、約4キロの重さで100キロワット(kW)の出力を有する。両社がリリウムと協力しながら、約2年間にわたって開発に取り組み、作動時にも排気ガスを全く排出しない、安全かつ環境に配慮したシステムだという。 電動航空機は、静音性や快適性に優れるだけでなく、二酸化炭素を排出しない次世代移動手段として注目されている。リリウムは、2015年に設立されたeVTOLの開発企業で、実証機の設計・製造・試験を実施している。

(中條)

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