このページの本文へ

各種ベンチマークをチェック

仕事用モバイルマシンや初めての1台に! 8万円台で実用性十分な性能の14型ノートPC「mouse X4-i7」

2022年05月25日 08時30分更新

文● 周防克弥 編集●八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「mouse X4-i7」

 マウスコンピューターが販売する「mouse X4-i7」はモバイルユーザーに人気の14型ディスプレーを採用するモバイルノートパソコンだ。前回は外観周りについて紹介したが、今回は性能の確認をするために各種ベンチマークテストを行なって実力をチェックしてみた。

試用機の主なスペック
CPU Core i7-10510U(1.8GHz~最大4.9GHz)、4コア/8スレッド
グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
ディスプレー 14型(1920×1080ドット)、ノングレア
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0×2、USB 3.0 Type-C、USB 2.0、HDMI出力、有線LAN端子、ヘッドフォン出力/ヘッドセット端子
内蔵カメラ 約100万画素ウェブカメラ(Windows Hello顔認証対応)
サイズ/重量 およそ幅320.2×奥行214.5×高さ17.5mm/約1.13kg
OS Windows 11 Home(64bit)

普段使いならしっかり使える性能

 まずは基本スペックを再確認しておこう。CPUは、4コア/8スレッドで動作する「Core i7-10510U」を採用。クロックは1.8GHzで、ターボブースト時には最大で4.9GHzまで上昇する。GPUはCPU内蔵のインテル UHD グラフィックスで、最新モデルに比べるとグラフィックス性能は若干低く、3D系のゲームやGPUアクセラレーションを利用する動画編集ソフトではちょっと重く感じる可能性があるが、設定の見直しや一般的な使用の範疇であれば十分に対応は可能だろう。

CPUの情報を確認できる「CPU-Z」を見ると14nmプロセス、TDP15Wで「Comet Lake」世代なのが確認できる。ちょっと型落ち感を感じるが安定性とコストを考えるとモバイル用途にはかなりいい組み合わせだと思える

 試用機は「mouse X4-i7 [ Windows 11 ]」 の標準構成で、メモリーは8GB、ストレージは256GB SSDを搭載。この構成で、WEB販売価格は11万3080円だが、5/25までの期間限定セールにより8万7800円で購入可能だ。

 早速各種ベンチマークテストでの結果をみていこう。テスト時には、付属するソフト「Control Center」で電源設定をハイパフォーマンスモードに設定して、最大パフォーマンスが発揮できるようにして行なった。

Control Centerでは電源設定でパフォーマンス重視か省エネ重視かの設定が行なえる

 まずは、CPU単体での処理能力が確認できる「CINEBENCH R23」をチェック。10分の連続動作のあとに測定する初期状態で測定した。

実行時にタスクマネージャーとCPUの温度を測定する「Core Temp」を表示してモニタリングした。CPUの稼働率は常時100%まで上がっているが、Core温度は70度中盤程度で収まっているので熱の心配はなさそうだ

マルチで3684pts、シングルで1125ptsと、低消費電力タイプのCPUとしては良好な結果だろう

 結果はマルチで3684pts、シングルで1125ptsとなった。単純な数値としてみると少し物足りない感じはするが、ゲーム用途やクリエイティブ目的といったハイパフォーマンス重視なマシンならともかく、モバイル用途を重視している汎用機なら十分といっていいだろう。これだけのスコアが出るなら、Webや動画の閲覧といった一般的な用途ならそうそう困ることはないだろう。

 パソコンでの作業をエミュレートして、詳細な性能をスコア化する定番のベンチマークテスト「PCMark 10」もチェックだ。一般的なソフトの起動やWebの読み込みからOffice系やグラフィック系ソフトの動作をエミュレートし、パーツ単位でなくパソコンの総合的な処理能力の確認を行なうことができる。

スコアは3891、十分に実用的な結果が出ている

 スコアは3891と、低消費電力タイプのCPUを採用しているためハイパフォーマンスとはいかないが、実用性は十分に感じられるスコアだ。また、詳細を見ると5桁に達している項目もあり、普段使いであれば快適にこなせるだろう。

 一部低めのスコアも見受けられたが、これはいずれもGPUの影響が大きな項目で、グラフィックがCPU内蔵なためと考えられる。とはいえ、「Video Score」(スコア:3694)や「Digital Content Score」(スコア:3118)といった項目はグラフィック機能を利用するもののけっしして低いわけではないので、インテル UHD グラフィックスの支援機能が有効に動作していると思われる。

 GPUの性能を確認できるベンチマークテスト「3DMark」もチェックしておこう。本来はディスクリートGPUのゲーム性能をチェックするのが目的のテストで、内蔵グラフィックのモデルでは荷が重いのは分かっているが、一応参考までにテストを行なった。3DMarkにはいくつかのテスト項目があるが、今回はDirectX11を使用する「Fire Strike」でテストしている。

スコアは950。第10世代の内蔵グラフィックスを採用している点を考えると、十分なスコアだ

 内蔵グラフィックでこれだけのスコアが出れば、十分といえるだろう。最新のDirectX12を使用する3D系のゲームをプレイするのは難しいが、MMORPGなどのDirectX11で動作するゲームなら、設定次第になるが遊べなくもないだろう。

 最後に、「CrystalDiskMark」で内蔵ストレージの転送速度を確認しておこう。最近はPCIe接続のストレージが主流だが、2年位前のノートパソコンはSATA接続が当たり前で、デスクトップパソコンでもハイエンド以外はSATA接続が基本だった。しかし、あっというまにPCIe接続に切り替わってしまった。

「CrystalDiskMark」の結果。普段使いでは十分な速度が出るスコアだ

 シーケンシャルリードが559MB/s、ライトが328MB/sというのは、今となっては遅く感じるが、SATA接続なら上限に近い速度が出ている。PCIe接続されたストレージの転送速度に比べると確かに数値は低いが、実際にどれくらいパフォーマンスに影響が出るとかいえば、普段使いであれば正直なんの問題もないと思える。

 モバイル用途向けにセットアップされているmouse X4-i7なら、ストレージの転送速度が気になるほどの作業は想定されていないだろう。むしろ容量が256GBのほうが個人的には気になる。今回の試用時に各種ベンチマークテストやクリエイティブ系ソフトをインストールし、次回の作業になるが静止画や動画の処理を行なったが、あっという間にストレージが埋まってしまい、終わった順にデータやソフトを消す必要があった。普通のユーザーがそこまでの多くのデータやソフトを入れておく必要はないと思うが、少しでも快適に運用したいと思うなら、ストレージの容量アップは考慮しておいたほうがいいかもしれない。

 今回は各種ベンチマークテストで処理能力の確認を行なったが、正直想定よりも使える印象で動画やWeb閲覧、文章の作成などの一般的な利用なら何の問題もないだろう。レポートや資料の作成、データ収集といった学生やビジネスユースなら苦なく持ち歩けるのでかなり重宝するのではないだろうか。

 また最近はリモートワークも多くなってきているので、自宅と会社を行き来する用途にも最適な1台といえるだろう。次回はちょっと踏み込んでクリエイティブ系のソフトを使ってどれくらいパフォーマンスが出せるかをチェックしてみたい。

カテゴリートップへ