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理研、「オジギソウ駆動型バルブ」を開発

2022年05月24日 06時35分更新

文● MIT Technology Review Japan

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理化学研究所の研究チームは、オジギソウが外界の刺激を感知して運動する機能を用いて、枝に軽く触れるだけで開閉可能な小型の弁(バルブ)を開発した。小型で電源が不要な機械として、暑熱乾燥時の放水デバイスなどへの応用が期待できるという。

理化学研究所の研究チームは、オジギソウが外界の刺激を感知して運動する機能を用いて、枝に軽く触れるだけで開閉可能な小型の弁(バルブ)を開発した。小型で電源が不要な機械として、暑熱乾燥時の放水デバイスなどへの応用が期待できるという。 今回、研究チームは、オジギソウの枝に触れた際の枝の上下運動を利用したバルブを試作した。具体的には、液室(チャンバー)の膜上に置いた金属のおもりを、滑車を通してオジギソウの枝にワイヤでつなぎ、枝が下がるとおもりが持ち上がり、ふさがっていた流路が開く仕組みを作製。オジギソウ枝を切り離した状態であっても十分な耐圧性能を持つこと、繰り返し利用可能であるという点で、このサイズのバルブとしては圧電素子を用いた既存のものに匹敵することを実証した。 今回開発したバルブは、光合成でエネルギーを生み出す究極のクリーンデバイスともいえる植物のセンシング・運動機能を用いた機械としては、初の試みだという。本研究は、オンライン科学雑誌であるサイエンティフィック・レポーツ(Scientific Reports)に5月23日付で掲載された

(中條)

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