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アップルがアクセシビリティを強化「今年後半、さらに使いやすくなる」と公表

2022年05月18日 12時55分更新

文● 飯島恵里子/ASCII

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 アップルは、2022年後半に登場するソフトウェア機能を5月17日にプレビューとして公表した。これらは、すべての人に役立つ製品を作るというアップルの長年の取り組みに基づいている。アクセシビリティを強化することで、多様なユーザーの生活をサポートすることを目的とする。

Door detectionsはLiDARスキャナーが搭載されたiPhoneやiPadが必要だ。現時点では、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPad Pro 11インチ(第2世代および第3世代)、およびiPad Pro 12.9インチ(第4世代および第5世代)が対象となる

Door detections:ドアの検出

 目の不自由な人や視力の弱い人が新しい場所へ訪問することを手助けするのが、「Door detections」だ。LiDAR、カメラ、デバイス上の機械学習の機能を組み合わせた新機能は、ドアの場所、開いているか/閉まっているか、またドアに書かれている営業時間などの表示を音声で読み上げる。

Apple Watch:音声コントロールやジェスチャー操作

 Apple Watchに音声コントロールやジェスチャー操作機能を盛り込むことで、多くの人がより操作しやすくなりApple Watchの機能を活用することを目指している。

 「Apple Watchミラーリング」を使用することで、ユーザーはペアリングしたiPhoneからApple Watchを操作する仕組みだ。Apple Watchのディスプレイをタップする代わりに、音声コントロールやスイッチ操作などのiPhoneの補助機能を使用す。

 Apple Watchミラーリングにより、四肢の障害があるユーザーでもマインドフルネス、血中酸素濃度、心拍数、睡眠などApple Watchの機能を活用できるとしている。

 2021年からApple Watchをハンドジェスチャーで操作できるが、2022年後半にはさらに機能が充実する。新しいクイックアクションを使うことで、ダブルピンチジェスチャーで電話に応答/終了したり、通知を閉じる、写真を撮影、再生中のアプリでメディアを再生/一時停止、ワークアウトを開始/一時停止/再開などが可能となる。

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