このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第348回
量販店で単体購入可、5G・FeliCa・防水対応で高コスパのシャオミ「Redmi Note 10T」
2022年05月11日 12時00分更新
5GとFeliCaに対応し、ソフトバンクから2万円(税抜)を切る価格で販売され、市場に大きなインパクトを与えたシャオミの「Redmi Note 9T」。その後継機となる「Redmi Note 10T」は、5G・FeliCaに加え防水・防塵にも対応しながら非常に高いコストパフォーマンスを実現しているだけでなく、販路もオープン市場に広がりより購入しやすくなっている。実機をお借りしたのでその実力の程を確認しよう。
昨年au/UQから出た
「Redmi Note 10 JE」に近い見た目
まずは外観を確認すると、ディスプレーは6.5型でサイズと重量は約76×163×9.0mm、重さは約198g。Redmi Note 9Tのディスプレーが6.53型でサイズと重量が約77×162×9.1mm、重さが約200gであったことからサイズ感は大きく変わっておらず、性能的に近しい「Redmi Note 10 JE」(ディスプレーサイズ6.5型、サイズ・重量は約76×163×9mm、約200g)とはほとんど違いがない。
ディスプレーには有機ELではなく液晶が用いられるなど、低コスト化を進めている要素は随所に感じられるが、一方で解像度はFHD+(2400×1080ドット)で、リフレッシュレート90Hz駆動に対応するなど、性能面の充実度は高い。こうした点はやはりかけるコストのメリハリがはっきりしたシャオミらしさを感じる部分でもある。
一方で、デザインはかなり変化した印象を受ける。実際Redmi Note 9Tはカメラが中央に位置し、円形状のデザインとなっていたが、Redmi Note 10TはRedmi Note 10 JEなどと同様、背面左側にスクエアな形状で設置されているし、背面の加工もさらさらしてはいるが、波目の溝が印象的だったRedmi Note 9Tと比べスタンダードなものになっている。
それゆえ、やや珍しさやインパクトのあったRedmi Note 9Tのデザインと比べた場合、Redmi Note 10Tはやや落ち着いたデザインとなり、普段使いしやすくなったといえるかもしれない。ちなみにカメラ部分の出っ張りはやや目立つ印象だが、カメラを下にして置いても傾きが目立つ程ではない。
もう1つ変更が加えられているのが側面部分で、3.5mmのイヤホン端子が下から上に移動していることから、利用している人はやや注意が必要かもしれない。それ以外のインターフェースに変更はなく、右側面には音量キーと指紋センサーを搭載した電源キー、下部にはUSB Type-C端子が搭載されている。

この連載の記事
- 第359回 イエローが眩しい! ハイエンド性能が半額の「POCO F4 GT」は強力ゲーマー向けスマホ
- 第358回 日本のユーザー待望のFeliCa&防水に対応! 「moto g52j 5G」のリアルな使用感をチェック
- 第357回 世界初の85~125mm望遠光学ズームを搭載したソニー「Xperia 1 IV」実機レビュー
- 第356回 「ときめき、長持ち」で使い勝手を高めたミドルハイスマホ「OPPO Reno7 A」レビュー
- 第355回 ソニー「Xperia 10 IV」は処理性能、カメラ、携帯性が絶妙バランスのミドルレンジ機
- 第354回 「Xperia Ace III」は4500mAhバッテリーの5Gスマホとして世界最小クラス!
- 第353回 ヌルサクで気持ちよく使える正統派ハイエンド「motorola edge30 PRO」
- 第352回 1億画素超のカメラに有機EL、急速充電と至れり尽くせりの「Redmi Note 11 Pro 5G」
- 第351回 Galaxy初のSIMフリー、安定感のある実力を備えた「Galaxy M23 5G」
- 第350回 6400万画素カメラのお手頃5Gスマホ「OnePus Nord CE 2 Lite 5G」レビュー
- 第349回 5G対応でナイトビジョンカメラ搭載で見えない写真が撮れるBlackView「BL8800」
- この連載の一覧へ