産学連携で地域の課題を解決へ

多摩大学と小田急電鉄・小田急不動産が地域の発展に向けて連携へ

文●西新宿LOVEWalker

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協定締結式の様子。(左)小田急電鉄 社長 星野晃司氏、(中)多摩大学 学長 寺島実郎氏、(右)小田急不動産 社長 五十嵐秀氏

 多摩大学、小田急グループの小田急電鉄と小田急不動産は4月14日に、「連携協力に関する基本協定」を締結した。

 多摩大学には「多摩キャンパス」と「湘南キャンパス」があり、小田急沿線のキャンパスにて2000名を超える学生が学んでいる。特に、小田急多摩線「小田急永山駅」を最寄り駅とする多摩キャンパスがあるエリアでは、少子高齢化によるコミュニティーの希薄化や多摩ニュータウンを始めとした団地の再生、丘陵地に点在する交通不便地域の解消など、多様な社会課題があるという。本協定に基づき、多摩大学と小田急電鉄、小田急不動産が連携・協力してこれらの社会課題の解決や共創による価値創造のための活動を推進していく。

 小田急多摩線の栗平駅前には、小田急不動産が2019年3月に開業したコミュニティー施設「CAFÉ & SPACE L.D.K.」がある。地域の住民が気軽に集い・寛げる憩いの場所として、コミュニティーカフェを中心に、多目的に利用できるレンタルスペースやワークスペースを提供している。本協定を通じて、同施設を拠点に、地域のこどもを対象とした知的好奇心や思考力を育むスクール「マチカドこども大学(仮称)」を連携して運営する。

「CAFÉ & SPACE L.D.K.」外観

「マチカドこども大学(仮称)」イメージ

 また、小田急電鉄では、経営ビジョン「UPDATE 小田急」の実現にむけて地域価値創造の取り組みを推進している。2021年12月には地域の未来を考えるプレーヤーの情報発信・共創のきっかけの場としてオンラインピッチ「Odakyu Innovation Week」を開催するほか、新たに産学連携によるシンポジウム「Odakyu Innovation Roots(仮称)」を実施する。

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