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2022年の「衛星放送協会オリジナル番組アワード」は7月21日にグランプリを発表

2022年01月25日 09時30分更新

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会見で説明を行なった衛星放送協会の小野直路会長(右)、岡本光正専務理事(左)

 衛星放送協会は1月24日に都内で年頭会見を行ない、「第12回衛星放送協会オリジナル番組アワード」の開催概要を発表した。今回の審査対象は2021年4月1日から2022年3月31日までの間に初回放送された、BS、CSのオリジナル番組。地上波放送と差別化された、企画性の高い優れた番組を表彰する。

 今回は6月13日(月)にドラマ、バラエティ、ドキュメンタリーなど各部門の受賞作品を発表し、全部門の中から選ばれる「グランプリ」は7月21日(木)に、よみうり大手町ホールで行なわれる授賞式で発表予定。昨年行なわれた第11回では、新型コロナや自然災害で影響を受けた番組制作の状況を逆手にとった作品が多数受賞。中でもグランプリに輝いたBS12 トゥエルビのドキュメンタリー番組「村本大輔はなぜテレビから消えたのか?」は、出演が激減した1人の芸人を通してテレビというメディアを見つめなおし、社会におけるお笑いの役割と可能性を追求する意欲作だった。

 3月末には3つのBSチャンネル(BSよしもと、BS松竹東急、BSJapanext)が開局する衛星放送。協会会長の小野直路氏は「新たなチャンネルが加わることで、視聴者の多様なニーズに応えられる」と業界のさらなる発展に期待。また、「今やテレビはインターネットともつながり、配信動画サービスが拡大する一方で、その内容には誹謗中傷や差別表現が含まれ、人権侵害が社会問題になるなど、コンテンツの信頼性が問われている。そうした現状を踏まえ、有料・多チャンネル放送は、コンテンツの質と信頼を一層高めて存在感を示していくことが重要」と抱負を述べた。

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