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バッテリー非搭載でお手頃価格を実現した「Google Nest Cam」を試した

2021年12月05日 12時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●飯島恵里子

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グーグル「Google Nest Cam(屋内用/電源アダプター式)」1万2300円

 グーグルは家庭内外の見守り機能を実現したドアベル「Google Nest Doorbell」、カメラ「Google Nest Cam」8月に発売しました。このうち「Google Nest Cam」については、屋内、屋外対応/バッテリー式(以下、バッテリー式2万3900円)が先行発売されていましたが、お手頃価格の屋内用/電源アダプター式(以下、電源アダプター式1万2300円)が11月10日に販売開始されました。

 今回は既発売の2モデル「簡単・高精度・安心感が魅力 グーグルのドアベル&セキュリティーカメラ実機レビュー」に引き続き、実機レビューをお届けいたします。

バッテリー非搭載のぶんボディーは一回り以上コンパクト

 バッテリー式と電源アダプター式最大の違いは、当然バッテリーの有無。ただしバッテリー非搭載にともない、電源アダプター式は高さ98.47×幅64.03×奥行き56.93mm/電源ケーブル使用時の重量393gと小型軽量化を実現しています。

左が電源アダプター式、右がバッテリー式(別売のGoogle Nest Camスタンドに装着しています)

 また、バッテリー式はIP54の防水防塵性能を備えていますが、電源アダプター式は非対応です。逆に、対角画角についてはバッテリー式が130度のところ、電源アダプター式は135度と5度広くなっています。

パッケージには本体以外に、電源アダプター、説明書、壁面取り付けねじ、アンカーが同梱されています

 ほかのスペックは基本的に共通。カメラのイメージセンサーは200万画素でアスペクト比は16:9。最大6倍のデジタルズームに対応しており、動画解像度は最大1080p/30fpsです。なお電源アダプター式も暗闇で撮影可能な「ナイトビジョン」機能に対応していますが、最大撮影距離、照射出力、LED数などの細かなスペックは公表されていません。

本体前面と背面。カメラ上部にはLEDインジケーターとマイク、背面にはスピーカーが配置されています

 オーディオはスピーカーとマイクを内蔵。マイクはノイズキャンセル機能付きで、全二重双方向音声(送話と受話を同時に行なえます)で会話が可能です。

 無線通信はWi-Fi 5(11ac)、Bluetooth Low Energyに対応。暗号方式はWEP、WPA、WPA2、WPA3をサポートします。

本体右側面と左側面には特になにも配置されていません。上部のカメラ本体は前方と左右に調整が可能です

本体底面には認証情報が記載されています

底面プレートは回転させて取り外し可能。壁や天井などに固定できます

 電源ケーブルはバッテリー式の3倍の長さの3メートルが採用されていますが、本体に直結されており、取り外しできません。電源アダプターは容量が7.5Wで同じですが、形状は異なり丸形が採用されています。

電源ケーブルは3メートルと長め。設置の際の取り回しがラクですね

 電源アダプター式は1万円以上安価ですが、ボディーの質感などは遜色ありません。イメージセンサーのサイズやナイトビジョン用赤外線LEDのスペックに違いがある可能性はありますが、屋内で利用する際に使用感が大きく異なることはなさそうですね。

電源アダプターの仕様は、入力100-240V~0.3A、出力5V 1.5A、容量7.5W

壁面取り付けねじ、アンカーが付属しているので、追加でアクセサリーを購入しなくても壁や天井に取り付け可能です

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