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ASCII 冬のベストセレクション2021 第3回

遠方取材が多い編集者とライターがオススメ! 野外で安心して仕事ができるJackeryのポータブル電源

2021年12月06日 11時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

提供: Jackery Japan

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家で仕事ができないときはポータブル電源を片手に外で作業をするスピーディー末岡

 働き方改革と新型コロナウイルス感染症の流行に伴う「新しい日常」により、在宅勤務やテレワークが当たり前となりました。職種にもよりますが、日本全国どこにいようがノートPCとネット回線、そして電源さえあれば仕事ができる時代になったのです。今年流行した言葉のひとつに「ワーケーション」があります。ワーク(仕事)とバケーション(休暇)の造語で、旅行にノートPCを持って行き、昼間は観光を堪能し、夜は仕事をするという、まさに「いつでもどこも仕事ができる」を体現した言葉です。

 ですが、いざ実践しようとするといくつかの問題に当たります。その最たるモノが「電源」です。仕事はノートPCで、ネット回線はスマホのテザリングでどうにでもなりますが、これらデジタルデバイスは電気が必要です。電気がなければうんともすんとも動きません。ワーケーションをするには電源の確保が最重要課題なのです。1人キャンプも流行中ですが、大自然の中で電源を探すのは至難の業です(もちろんオートキャンプ場など最初からコンセントが用意されている場所もあります)。

 そんなときに便利なのが「ポータブル電源」です。モバイルバッテリーほど小型ではありませんが、持ち運べる大容量電源としてアウトドアはもちろん、災害時などいざと言うときに活用できると注目を集めている製品です。そこで今回は、ASCII.jpイチ移動距離が長い編集者のスピーディー末岡と、自動車記事をメインに活躍する栗原が、Jackery(ジャクリ)から発売中の「Jackery ポータブル電源 ソーラーパネル セット 1000」を使い、実際にワーケーションや車中泊、車内生放送などを体験してみました。

ソーラーパネルとの組み合わせで
大自然からも充電可能に!

Jackery ポータブル電源 ソーラーパネル セット 1000

 アウトドア用ポータブル電源の中でも伸びているブランド「Jackery」。Jackeryは2012年に米国に誕生した新進ブランド。創立メンバーの中には、Appleの元バッテリーエンジニアも参画していたのだそうです。2015年には世界初のリチウムポータブル電源を開発するなど、最先端のバッテリー研究開発と製造知識で、今や世界で最もポータブル電源を販売するメーカーです。電力容量の違いにより5モデルがラインアップされているのですが、今回お借りしたのは上から2番目となる「ポータブル電源 1000」というモデルにソーラーパネルがセットになった「Jackery ポータブル電源 ソーラーパネル セット 1000」です。

 その名のとおり本機の定格出力は1000W、瞬間最大出力に至っては2000Wを誇る強力なもの。幅332×奥行き233×高さ243mmというボディーサイズと大型のキャリングハンドルと相まって、頼もしさを感じさせます。この出力電力値が、すなわち使える機器の適応範囲ともいえ、たとえばホットプレートやドライヤーといった電熱機器も対応できます。搭載するリチウムイオンバッテリーの総容量は78400mAh/1002Wh。満充電ならノートパソコン(60W)で12.5回、スマートフォンに至っては100回の充電を可能としています。

 フロントパネルには、充電用インレットのほか、DC出力用として12V10A出力可能なアクセサリーソケット(昔でいうところのシガーライターソケット)のほか、PD出力対応のUSB Type-C端子とQuick Charge3.0に対応するUSB Type-A端子を各2系統用意。「PD対応ということは、最近のノートPCも充電できるのか?」と期待したくなりますが、USB Type-Cは18W出力、USB Type-Aは10Wの出力とのことで、18Wでの入力に対応したノートPCでも低速での充電になってしまいます(ACを使えば普通に充電できます)。ですが、スマホやタブレットの充電には十分な恩恵を受けられそうです。

 AC出力は3系統用意。フロントパネルに設けられた大型のディスプレーによりバッテリー残量のほか、充電電力と出力電力の両方がモニタリングできますから、電源管理も容易です。

 充電はACコンセントのほか、自動車のアクセサリーソケットから可能。気になる充電時間は、家庭用コンセントで約7.5時間、クルマのアクセサリーソケットからの場合は約14時間かかります。

 さらにオプションとしてソーラーパネルも用意。かなり大型のアイテムになりますが、被災時などで外部充電ができない時には有用で、「ポータブル電源 1000」の充電はもちろんのこと、USB Type-CとUSB Type-A端子を用意しているので、「ポータブル電源 1000」がなくてもスマホの充電ができます。ちなみに「ポータブル電源 1000」を充電する場合、晴天時なら17時間でフル充電できるとのこと。キャンプなどで「ポータブル電源 1000」を使って充電が減ったときに、ソーラーパネルで電力を復活させたりできるわけです。

 重量は10.6kgとヘビー級で、実際に手に持って歩いてみると、ズシリとした手ごたえを感じます。それでは「ポータブル電源 1000」を外に持ち出して、実際に「仕事の現場」で使ってみたいと思います。

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