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誰も見たことのない世界を見せてほしい:

バルミューダ「BALMUDA Phone」は社長のスマホ?

2021年11月24日 09時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)編集● ASCII.jp

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 白物家電の担当として「BALMUDA The Toaster」の頃からバルミューダを取材してきましたが、今回は様相が違います。なんたってスマホです。さすがに白物とは違う方法で勝負するのかなと思いましたが、バルミューダはブレません。ニッチ、こだわり、結構なお値段。一点賭けの一発勝負。すごい胆力です。

 あらためて、バルミューダは11月16日、初のスマートフォン「BALMUDA Phone」を発表しました。片手で持ちやすい4.9インチの小型モデルで、価格はSIMフリー版が10万4800円。キャリア版はソフトバンク独占です。小型モデル大好きっ子としては、やわらかな弧を描く、握りやすい小型スマホというのは大賛成でしたが、電池容量2500mAhで10万円超えというのは衝撃でした。

 ドリップ専用コーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」が6万円弱と言われたときもわりと驚きましたが、スマホはその驚きを超えています。

4.9インチの小型モデル。液晶ディスプレーにはフロントカメラの穴がある

指紋センサーつきの電源ボタン(左上)、カメラ(右上)

 価格が高くなり、電池容量が多くできなかった理由はおそらく、小型かつ、徹底的に曲線にこだわった独自形状のため。液晶ディスプレーを始めとした部品が高くつき、バッテリーを入れられる場所も少なかったのではないかと想像します。フロントカメラを本体上側のベゼルに逃がせず、画面内に穴(パンチホール)を空けることになったのも、本体が弧を描いている関係で、本体上側にカメラユニットをおさめられなかったからだそうです。

本体は持ちやすさにこだわり、やわらかくカーブさせた

 一方で、モノとしてのこだわりは深く、たとえば背面には特殊なシボ加工が施されて、使いこむほど味が出るつくりになっているといいます。金型に転写したシボが通常の3〜4倍の深さになっていて、使い続けて塗装が取れていくと、浅いところと深いところの色の差が大きくなってオーガニックな味わいになるという凝った仕様。最近のつるつるとしたスマホの逆を行く、面白いコンセプトです。

特殊シボ加工の背面は使いつづけるほどに味が出るという

 本体の形や素材だけでなく、アプリにも力を入れています。独自に開発したのがスケジューラー、メモ、計算機、アラームなど。スケジューラーは入力した予定を見つけやすく、計算機は「億・万」の漢字桁数を表示できるなど仕事に使いやすい仕様です。

年単位の予定が探しやすいスケジューラー

ふせんのように整理しやすいメモアプリ

漢字桁数を追加できる「億万ボタン」つきの計算機アプリ

 これは誰がどうやって使うことを想定したスマホなのでしょうか。

 実機を長期間試したわけではないので詳しくはわかりませんが、本体デザインならびにアプリの発案はすべて同社代表の寺尾 玄社長兼チーフデザイナーによるもの。加えて社長は自分がほしかったものとしてBALMUDA Phoneを作ったという旨の話をしていたので、これは「社長のスマホ」なんじゃないかと感じました。

 少なくとも、常に片手にスマホを持ち、ツイッターやピクミンブルームで鬼のように電池を消費する生活をよしとして、スマホに出すのは7〜8万円くらいまでだな、という私のような人間はターゲットから外れそうです。

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