AMDプロセッサー搭載の最新ノートPCでAMDキッズが動画制作に挑戦!「AMDキッズ 動画クリエイタースクール」開校!

文●相川いずみ/編集● 村野晃一(ASCII編集部)

2021年11月24日 11時00分

 AMDが、全国の子どもたちのデジタルを活用した挑戦を応援する「AMDキッズキャンペーン」。現在、"令和の教育改革"として、全国の小中学校に「1人1台」のノートPCやタブレットなどの学習者用コンピュータが配備され、小学校でもプログラミング教育がスタートするなど、学校教育においても本格的にICT活用が開始された。

 そんな中、AMDでは教育分野への貢献プロジェクトとして、2020年から「AMDキッズキャンペーン」をスタートし、「プログラミングで自分の作品をつくりたい!」といった夢を持つ子どもたちをサポートしている。毎回テーマを決めて全国から小中学生を募集し、選ばれた参加者にAMDのCPUを搭載した最新のファーストPCとともに、学校では学べない特別な講座をお届けする「AMDキッズスクール」を開催している。

「AMDキッズキャンペーン」第4弾のテーマは”動画作成”!!

 今回で4回目を迎えるAMDキッズのテーマは「動画作成」だ。YouTuberが憧れの職業となるほどにインターネット上の動画配信が当たり前になり、今や多くの小学生が動画から情報を収集している。しかし、プログラミングスクールは数多くある中、動画作成/編集を本格的に教えてくれる子供向けの教室はまだまだ少ない。

 そこで今回の「AMDキッズキャンペーン」では、動画作成/編集を学べる「AMDキッズ 動画クリエイタースクール」を開講。全国から選ばれた5名の小学生に、動画作成に最適なAMD Ryzen™ モバイル・プロセッサーを搭載したレノボの最新ノートPCをプレゼント。このPCを使って、動画作成を学ぶことができる全3回のオンラインワークショップを開催する。

 今回プレゼントされたのは、16型の大画面液晶を備えた、レノボの最新ノートPC「IdeaPad Slim 560 Pro(16)」だ。CPUにAMD Ryzen™ 5 5600H モバイル・プロセッサーを搭載、16GBのメモリー、ストレージはSSD 512GBと、動画編集もラクラクこなせるパワフルな1台だ。また、「Microsoft Office Home & Business 2019」も同梱されているので、動画作成だけでなく、プログラミングや資料作成、オンライン学習などにも幅広く使うことができる。

レノボ「IdeaPad Slim 560 Pro(16)」。AMD Ryzen™ 5 5600H モバイル・プロセッサー搭載のパワフルなノートPC。

●「IdeaPad Slim 560 Pro(16)」製品情報



 

動画作成を目指す5人の「AMDキッズ」たち

 今回「AMDキッズ 動画クリエイタースクール」に選ばれた5人の小学生たちは、学校や家でも何かしらデジタル機器に触れており、それぞれ動画作成にも意欲満々。趣味や将来の夢などを語ってくれたので、順に紹介していこう。

マカロン(仮名)さん
●埼玉県 / 小学5年生
普段から、友だち同士で動画を撮りあっているという紅一点のマカロンさん。機械学習で点字を読み込むツールの開発も行っている、小さなプログラマーだ。このスクールで、「YouTubeのような動画を自分で制作してみたい」と話してくれた。

リック(仮名)さん
●東京都 / 小学5年生
学校菜園に取り組んでいるリックさんは、「大規模農園の経営と6次産業化」を目指している。「誰かを笑顔にする、人の役に立つ動画をつくりたい」という動機で、今回の動画クリエイタースクールに応募してくれた。

もっちー(仮名)さん
●東京都 / 小学5年生
ゲームが好きなもっちーさんは、アナウンサーを目指す5年生。学校の授業では「PowerPoint」などのソフトも使い始めているという。応募の動機は、「YouTubeをよく見ていて、自分もYouTuberの気持ちを体験したい」とのことだ。

タイ(仮名)さん
●東京都 / 小学4年生
4年生にして、「マインクラフト」などのゲーム実況をしているタイさん。バスケットボールなどのスポーツだけでなく、絵を描いたり、ものを作ったりという自分なりの表現方法も持っている多才な4年生だ。

ハル(仮名)さん
●愛知県 / 小学5年生
将来の夢に「YouTuber」も考えているハルさんは、ボーイスカウト活動を頑張っている5年生。最近「Scratch」を始めて、プログラミングをして他の人の作品をリミックス(改造)することにも興味を持っている。

 以上が、今回AMDキッズに選ばれた5人だ。自宅に届いたAMD Ryzen™ 5 5600H モバイル・プロセッサー搭載のレノボ「IdeaPad Slim 560 Pro(16)」を見て大興奮。「画面が大きくてビックリ!」「こんなに本格的なパソコンを使うのは初めて」などなど、それぞれの期待を胸に自分だけのファーストPCを使い始めている。

「自己紹介動画」の作り方を基礎から学ぶ

 AMDキッズの5人は、この「IdeaPad Slim 560 Pro(16)」を使い、11月から3回にわたって開催する「AMDキッズ 動画クリエイタースクール」に参加して動画作成を基礎から学び、それぞれが自分の「自己紹介動画」を完成させることを目指していく。全3回のカリキュラムの内容は、以下のようになっている。

■AMDキッズ 動画クリエイタースクール(全3回)
第1回: 自己紹介動画の作り方を知ろう
第2回: 編集をしてみよう
第3回: 自己紹介動画を完成させよう

 今回、動画作成に使用するのは、Windows10/11に標準で搭載されている「ビデオエディター」だ。市販の動画編集ソフトほど多機能ではないものの、音楽やテキストの挿入、3D効果などを使って動画をつくったり、編集したりすることができる。Windowsユーザーであれば無料で使うことできるので、これから動画作成に挑戦してみよう! という人にもおすすめだ。

 「AMDキッズ 動画クリエイタースクール」の講師を務めるのは、ミライプラス代表の小林誠司先生。小林先生はソニーで画像処理等の研究開発などに携わり、現在はキャリア教育コーディネーターとして、全国の小中学校などでキャリア教育や探究学習などの授業設計や講演などを行っている。

小林誠司先生。ミライプラスは、「子どもたちが好奇心を持ち、自ら学び、考え、チャレンジする世界を作ることを目指し、ミライに輝きをプラスする」という意味から名付けられたという。

 小林先生が現在学校で行っている「自ら課題を探し、その解決方法を考え発表する」という探究的な学びの授業では、最後の自分の課題解決方法を共有する際に、動画を使って伝えることもあるという。

 動画というと「YouTubeやニコニコ動画などで配信するもの」というイメージが強いかもしれないが、それだけではもったいない。自分の想いを表現したり学んできたことを伝えたりすることができる有効な表現手段のひとつであり、これからの子どもたちにとって大きな武器となっていくだろう。近年の小学生向けのプログラミングコンテストの最終選考会では、自分のつくったプログラミング作品を、動画をまじえて巧みにプレゼンする子どもたちも増えている。そうした意味でも、動画作成を基礎から学べるこのスクールはとても貴重な機会となるはずだ。

読者も一緒に学べるレポートをお届け!

 当連載では、「AMDキッズ 動画クリエイタースクール」で行われた授業レポートとともに、参加したAMDキッズたちがスクールでの体験を通して成長していく姿をお届けしていく。

 スクール第1回の講義では、「自己紹介動画」を制作するにあたっての基礎知識から、様々な自己紹介動画の事例から学ぶ表現の方法、動画作成に大事な「シナリオ」や「ストーリーボード」の作り方までを学んでいく。連載のなかで授業の内容を詳しくお伝えしていくので、今回は惜しくも選考にもれてしまった方も、ぜひこの記事を参考にして動画作成に挑戦してみてほしい。

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