新オペレーター「Thorn」など、R6S新シーズン「High Calibre」先行体験レポート

文●八尋 編集●ASCII

2021年11月09日 03時30分

「High Calibre」

 ユービーアイソフトは11月9日、タクティカルシューター「レインボーシックス シージ」の新シーズン「High Calibre」についての情報を公開した。High Calibreでは、防衛側の新オペレーター「Thorn」が実装されるほか、マップ「アウトバック」がリワークされる。

 今回、実装に先駆けた体験会に参加できたので、新要素や主な変更点について紹介しよう。

使いどころやタイミングが重要!? Thornの新ガジェット「レイザーブルームシェル」をチェック

Thorn

 まずは、新オペレーターのThornについて。彼女のガジェットは「レイザーブルームシェル」で、壁などのオブジェクトに接着する投擲可能なデバイスとなる。設置すると範囲が表示され、その範囲内に敵が入ると爆発し、鋭い刃で攻撃する。

フラグなどのように投擲できるガジェット「レイザーブルームシェル」。壁やオブジェクトに引っ付く

範囲内に入ると作動し、数秒後に爆発する

なの、爆発の範囲内にいると、味方でもダメージを追う。わかりにくいが、このシーンでは防衛側のタチャンカも一緒に吹き飛んでいる

破壊力は抜群

 設置時は青く光っているが、敵を検知すると赤くなり、数秒後に爆発する。ただし、検知すると音を発するほか、敵側の視点では検知されたことが表示されるため、敵に場所がバレている場合は逃げる時間が十分にある。さらに、レイザーブルームシェルは銃で撃つ、フラグで爆発する、Twitchの「ショックドローン」で撃つなどで破壊できる。

床に穴をあけて設置しておく

直下の敵にダメージが入る

見つかりにくい場所に設置することも重要

 このガジェットは範囲内にいる敵は確殺可能と破壊力は抜群だが、そのぶん起動してから爆発するまでに結構時間がかかったり、簡単に破壊可能なので、設置する場所やタイミングがかなり重要になるガジェットといえる。MELUSIの「バンシーソニックディフェンス」や、Lesionの「GUマイン」など、敵の歩みを遅くしたり、止まらせたりするガジェットと組み合わせるといいかもしれない。ちなみに、レイザーブルームシェルの爆発範囲内に攻撃側オペレーターのガジェットがあると破壊されるが、防衛側のガジェットは破壊されない。

攻撃側と防衛側のガジェットを、レイザーブルームシェルの周りに色々仕掛けてみた

防衛側が設置したバンシーソニックディフェンスと防弾カメラは壊れなかった

 なお、シールド系のガジェットを持った攻撃側オペレーターでも、範囲内にいると1撃ではないものの、結構な大ダメージを食らう。設置場所によっては、防御力は絶大だが足は遅いMontagneなどにとっては、厄介なガジェットとなるだろう。

OSAやMontagneなどの盾オペレーターでも、結構なダメージが入る

 続いてThornの武器だが、メインは新しい武器のフルオートSMG「UZK50Gi」と、ポンプアクション式ショットガン「M870」が選択できる。このUZK50Giは、強力な50口径弾を発射し、壁などの工事にも利用可能なのが特徴。ただし、レートは少し遅めで弾数もすごく多いというわけではないので、工事する場所などは考えて使用したほうがいいだろう。

「UZK50Gi」

「M870」

 加えて、サブウェポンはフルオートピストル「C75 Auto」とピストル「1911 TACOPS」が選べるほか、ガジェットは展開型シールドと有刺鉄線となる。そのほか、体力は2、スピードは2だ。

「C75 Auto」

「1911 TACOPS」

アウトバックがリワーク
プロゲーマーやコミュニティーの意見を反映

アウトバックがリワーク

 新シーズンでは、アウトバックがリワークされる。今回のリワークでは、プロゲーマーやコミュニティーの意見を取り入れたバランス調整を実施しているとのこと。なお、今後はランクマッチやプロリーグの採用マップになるかもしれないそうだ。

プロゲーマーやコミュニティーの意見を取り入れたバランス調整を実施したリワーク

防衛側のカメラ系ガジェットが屋外で使用不可に
HUDにも変更、初心者でも見やすく!

「ブラックアイ」を外に投げるとカウントダウンが始まり、0になると使用不可になる

 今回個人的には一番の衝撃だったかもしれない変更点は、防衛側のカメラ系ガジェットが屋外だと数秒で使用不可になってしまうことだ。これによりValkyrieの「ブラックアイ」やMaestroの「イーヴィルアイ」などは屋外に設置して役に立てることができなくなる。

 とくにブラックアイを外に設置してリスキルや屋外での敵位置の把握ができなくなったというのは大きい変更だろう。屋外のブラックアイを使ったスーパープレイが観られなくなるというのは少し残念な気もするが、そもそも本作は屋内での戦いがメインとなるため、納得のいく変更ともいえる。

 そのほか、ゲーム画面のHUDにも変更が入った。コンパスの大きさや見やすさがガラッと変わり、ガジェットや武器の残弾数などのデザインも変わった。なお、爆弾発見後は爆弾のある方角もコンパスに表示されるようになったため、あまり本作に慣れていない人も、どっちに爆弾エリアがあるかを把握しやすくなった。

HUDに変更。とくにコンパスはわかりやすくなった

 なお、ディフューザーを所有しているときのアイコンも変更が入っている。ディフューザーを持っていることは分かりやすくなったが、結構真ん中に表示されているため、邪魔と感じる人もいるかもしれない。しかし、こちらは設定から表示を変更できるので、そう感じた場合は設定を変更するといいだろう。

 表示については、敵チームの色にも変更があった。従来は青とオレンジで表示されていたチームだが、新シーズンからは青と赤に変更になる。なお、必ず敵側が赤で表示されるという。ちなみにこちらも設定から色の変更が可能だ。

敵チームの色が変更され、デフォルトでは赤になった

 そのほかの設定としては、ヘッドギアやユニフォーム、ビクトリーセレブレーションなどをエリートスキンでも細かく変更できるようになる。加えて、オペレーターポートレートやカード背景なども変えることが可能だ。

エリートスキンと通常スキンの組み合わせが可能に

カード背景もカスタム可能だ

 High Calibreでは新オペレーターやマップリワークだけでなく、様々な点に変更が入る。とくにカメラ系ガジェットが屋外で使用できなくなるというのは、今後の戦い方にもかなり影響してきそうだ。まずはテストサーバーの実装を待って、気になる点はその目で確かめよう。

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