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スマホで固定電話番号が持てる! 「03plus」でフリーランスも法人もビジネス向け電話番号を取得しよう!

2021年11月25日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII

提供: 03plus

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スタートアップでもフリーランスでも
固定電話番号で信用性アップ!

 副業や兼業、業務委託などをはじめ、今は様々な働き方があります。会社に所属しないフリーランスという立場で働く人や、少人数で法人を立ち上げることもあります。小規模法人であれば、連絡先を個人の携帯電話番号にしている人も多いでしょう。かく言う筆者も、この20年ほどそうでした。

 数年前、副業でネットショップの会社や社会貢献のためのNPO法人を立ち上げると、個人の携帯電話番号だと不都合が出てきました。大きな企業との取引や役所への届け出、国への登録など、やはり固定電話の番号があった方が便利です。

 そこで筆者が利用しているのが今回紹介するサービス「03plus」です。固定電話の市外局番「03」から始まる番号をスマホで利用可能なサービスで、個人の携帯電話と使い分けることができます。新たに電話機を買う必要もなく、固定回線を引くこともなく1台のスマホで受発信が可能で、電話を受けられずにビジネスチャンスを棒に振ることもありません。今回は「03plus」の使い方と活用法、便利なポイントを紹介します。

固定電話の番号をスマホで利用できるIP電話サービス「03plus」

スマホのアプリで固定電話の発着信が可能な「03plus」

 「03plus」はスマホにインストールしたアプリで、固定電話の電話番号を持てるのが特徴です。スマホで固定電話の受発信ができるので、いつでもどこでも固定電話の番号を利用できます。自宅やオフィスに引く固定電話だと転送などの操作が必要ですが、そんな手間もありません。固定電話番号は社会的信用もあります。もちろん、名刺に記載してOKです。

全国主要46局番に対応。名刺や自社の公式サイトなどに明記できる

 サービスエリアは全国の主要46局番で展開中です。固定電話番号の市外局番について簡単に説明すると、東京23区は市外局番「03」で始まります。「03」から始まる電話番号は東京23区内に住所や拠点を持っていないと利用できません。また、大阪市では「06」や「072」から始まるなど、日本全国で地域性があり、市外局番を見ればどの地域に事務所をもっているのかが わかるようになります。

 名刺や公式サイトに記載されているのが携帯電話の「090」「080」から始まる番号だと、自宅で細々と営業しているかのような印象を与えてしまうことがあります。しかし、「03」から始まる番号を利用していれば、東京に事務所を構えていることがわかり、信用性が一段向上するというわけです。

申し込みはekycを使ってオンラインで完結
別途電話回線などは必要ナシ!

 03plusは企業の電話番号として利用する際の便利機能を多数備えているのですが、まず気になるのは導入コストでしょう。月額費用は1078円(価格はすべて税込)で、1年分をまとめて払う「年払いスタートプラン」なら初期費用はなし。月払いで始める場合は5500円の初期費用が必要です。

 月払いと年払いで1年間の費用を比べてみましょう。月払いだと5500円+1078円×12ヵ月で1万8436円、年払いだと1078円×12ヵ月で1万2936円と、初期費用の5500円をまるまる抑えることができます。

 サービス申し込みの手続きはオンラインででき、個人名義もしくは代表者の個人名義での契約であれば、銀行の口座開設などで利用される「ekyc」を使ってオンラインで申し込みがすべて完結します。スマホアプリで本人確認の認証ができるので手間がかかりません。もちろん、支払いに法人口座を利用することも可能です。法人名義での申し込みの場合は、所在地確認のハガキの受け取りが必要になります。

 固定回線の契約というと、工事や開通の手続きがあり、申し込んでから使えるようになるまでにタイムラグがありますが、「03plus」はオンラインで最短10分ほどで使えるようになるため、起業してすぐに固定電話番号を利用できます。同様の他サービスでは別途回線契約が必要になる場合もあるので、これは大きなアドバンテージと言えます。現代のビジネスのスピード感にピッタリですね。

手続きはオンラインで完結するので手間がかかりません

登録した住所地域の電話番号を選択して申し込みます

 「03plus」を利用するにあたっては、端末ごとにIDが必要になります。基本契約で1つのID(基本ID)と1つの電話番号が利用できます。

 複数の番号を利用したい場合は、複数IDの契約が別途必要です。1番号当たり220円で 電話番号を取得できます。いくつも副業を持っていて、電話番号を共通化できない場合などに便利です。なお、追加IDの契約は初期費用が5500円、利用料が月770円でとなります。

 通話料はアプリから発信する場合、通常22円/30秒です。「03plus」で発信することが多いなら、1通話10分まで無料の「10分かけ放題」(10分超過後、22円/30秒)オプションを利用すると費用を抑えられます。料金は月額1100円です。

 また、留守番電話は月額308円、転送電話は月額550円、通話録音は月額3300円など多数のオプションを用意しており、運用形態に合わせて選べるのが便利です。留守番電話とは別に、時間外アナウンス(月額880円)も利用できるのがビジネス向けサービスらしいですね。

 オフィスとして留守番電話や転送電話は必須かと思いますが、休日や夜中まで自分の携帯電話に着信があるとプライベートがなくなってしまいます。そんなとき、前述の時間外アナウンスオプションを利用すれば、休日や営業時間外は自動で音声アナウンスが対応してくれます。テキストを音声化して設定することが可能なので、いちいち自分で音声を録音する必要もありません。

 また、転送電話のオプションは、フリーランスやスタートアップ企業が秘書代行サービスを利用する際に便利です。「03plus」では「e秘書」と提携して特別なプランを低コストで利用可能となっているので、豊富なオプションから自分のワークスタイルに合わせて選べるのもメリットと言えるでしょう。

 以下、具体的な例として新規契約で基本IDと追加IDに、それぞれ留守番電話とクラウドFAX、FAX番号のオプションを付けた見積もりです。年払い割引で8800円も割引かれているので、イニシャルコストもランニングコストもかなり抑えられていることがわかります。

基本IDと追加IDを契約し、オプションで留守番電話、クラウドFAX、FAX専用電話番号を契約した見積もり。IDが年払い割引で8800円、オプションは月550円の割引になり、月額はオプション代の528円のみと低コストになることがわかる。※写真の料金はすべて税別です

 通常、会社にかかってきた電話(代表番号)はその場にいるみんなが取ることができますが、「03plus」でも似たようなことが可能です。かかってきた電話を複数端末で受け、どの端末でも出られるのです。基本IDのほかに受ける端末ごとに追加IDが必要で、追加IDには電話番号は付属していません。あくまで別扱いです。

利用に当たって覚えておきたいこと

 「03plus」はインターネットを利用するIP電話サービスです。前提として通信状況が悪いと、電話が受発信不安定になる可能性があるということは理解しておきましょう。

 また、一部のWi-FiやVPNでは正常に利用できないこともあるので、申し込み前に公式ウェブサイトの情報を確認するか、電話でのサポート窓口に問い合わせてみてください。ウェブサイトではアプリの動作確認済み端末も公開しています。iPhoneはiPhone 6S以降が対応しており、多数のAndroid端末が対応しています。

対応機種を「03plus」のウェブサイトで確認できます

 とは言え、オフィス内や街中であれば圏外になることはほぼないので、ネットワーク環境に注意すれば基本的には問題なく利用できます。また「03plus」から110や118、119には発信できませんが、緊急時はスマホの回線から発信すればいいでしょう。国際電話にも発信できませんが、かかってきた国際電話を受けることはできます。

 心配な人は、「0円スタートプラン」を試して見てはいかがでしょうか? 毎月25日までの最大31日間、初期費用と基本料、通話料のすべてを無料で利用できるプランです。申し込みできるのは毎月20日までとなっており、25日までに解約すれば決済取消、返金されます。

「0円スタートプラン」で動作を確認できます

複数電話番号、複数端末を組み合わせて柔軟に運用できます

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