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遠藤諭のプログラミング+日記 第110回

ブロックdeガジェット by 遠藤諭 019/難易度★★

元祖ガラパゴスだからこそ日本の業界をひっぱり育てたNEC PC-9801

2021年10月28日 16時00分更新

文● 遠藤諭(角川アスキー総合研究所)

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いまのIT業界にいる子たちは98を知らない

 1982年に発売されて1990年代はじめまで、国内のPC市場を席巻し続けた超ベストセラーシマンが、日本電気(現NEC)のPC-9801シリーズだ。1987年に月刊アスキーでIBM PCの特集をやるのだが、当時、世界中はIBM PC互換機で埋め尽くされつつあった時代。PC-9801は、前年に発売されたPC-9801VMが決定打となり絶好調。16ビット市場の60%以上をとっていた。

 などといっても、「キューハチ? それなんですか?」と、いまどきスタートアップでバリバリやっているようなエンジニアには言われそう。しかし、およそテクノロジーの業界においてこのマシンほど多くのことを教えてくれる製品はないと思う。IBM、富士通、日立、東芝など強力なライバルがあるなか、なぜ最初から飛びだせたのか? それは、スマートフォンやIoTや人工知能がトレンドのいまでもあてはまる。

 今週のブロックdeガジェットは、そんな日本のコンピューターを語る上で最も重要なマシンといえるNEC PC-9801を作る。個人的にも、アスキー入社前に編集部から送られてきたのがPC-9801E(採用から入社まで半年あったのだ)。それからの業界でのトピックは語りつくせないのだが、今回は、この業界では製品をどう売り出すか?

 

「ブロックdeガジェット by 遠藤諭」:https://youtu.be/jFiYlKcz3io
再生リスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PLZRpVgG187CvTxcZbuZvHA1V87Qjl2gyB
「in64blocks」:https://www.instagram.com/in64blocks/

 

遠藤諭(えんどうさとし)

 株式会社角川アスキー総合研究所 主席研究員。プログラマを経て1985年に株式会社アスキー入社。月刊アスキー編集長、株式会社アスキー取締役などを経て、2013年より現職。角川アスキー総研では、スマートフォンとネットの時代の人々のライフスタイルに関して、調査・コンサルティングを行っている。「AMSCLS」(LHAで全面的に使われている)や「親指ぴゅん」(親指シフトキーボードエミュレーター)などフリーソフトウェアの作者でもある。趣味は、カレーと錯視と文具作り。2018、2019年に日本基礎心理学会の「錯視・錯聴コンテスト」で2年連続入賞。その錯視を利用したアニメーションフローティングペンを作っている。著書に、『計算機屋かく戦えり』(アスキー)、『頭のいい人が変えた10の世界 NHK ITホワイトボックス』(共著、講談社)など。

Twitter:@hortense667

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