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真空管も合わせて合計3アンプ! クアッドDACも搭載した高級プレイヤー

2021年10月21日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

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 トリプルアンプシステムとクアッドDACを搭載する、Astell&Kernのフラッグシッププレイヤー「A&ultima SP2000T」がe☆イヤホン秋葉原店本館で販売されている。価格は29万6980円だ。

3つのアンプモードと4つのDACを搭載したハイエンドプレイヤー。価格も貫禄の約30万円だ

 真空管アンプを含む“トリプルアンプシステム”を特徴とする、Astell&Kernブランドの最上位デジタルオーディオプレイヤー。クリアでダイナミックなサウンドが持ち味というオペアンプによる「OP-AMPモード」、真空管アンプならではの温かみのあるサウンドを特徴とする「TUBE-AMPモード」、両方のモードの利点を組み合わせて新しい音色特性が楽しめる「HYBRID-AMPモード」を切り替えて使用できる。

 真空管はポータブルに適したデュアルトライオード管「KORG Nutube」を採用。大幅な小型化と省電力化を果たしたアノード・グリッド・フィラメント構造の真空管で、2.5mm/4極、3.5mm/3極、4.4mm/5極すべての出力で真空管アンプの出力を利用できる点も特徴だ。

アンプモードを切り替えると、背面のLEDカラーも切り替わる仕様。モードはメニューから簡単に切り替えることができる

 そしてDAC構成については、ESS Technology社のオーディオDACチップ「ES9068AS」を4基搭載。1chあたり2基のDACでデコードを行なうことで、よりきめ細やかでバランスのとれたリアルなサウンドが楽しめるという。

 そのほか、音量の異なる音源を同一の音量レベルに調整する「リプレイゲイン」、ワイヤレス転送機能「AK File Drop」、Bluetooth 5.0レシーバーとして使用できる「BT Sink」などの機能も搭載している。

すべての出力で真空管アンプが利用できる点も特徴。インターフェースはType-CとmicroSDスロットを備えている

 5型サイズの液晶ディスプレーを搭載し、クアッドコアCPU、256GBストレージを内蔵。外部ストレージは最大1TBのmicroSDカードが使用できる。オーディオフォーマットは、PCM最大384kHz/32bitおよびDSD最大22.4MHz/1bit(DSD512)のネイティブ再生、MQAフォーマット音源の再生に対応。4200mAhバッテリーを内蔵しており、連続再生時間は約9時間だ。

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