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テレワーク環境を狙った攻撃やウェブブラウザーで動作するマルウェアが拡大、「2021年上半期サイバーセキュリティレポート」

2021年09月22日 17時30分更新

文● ASCII

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 キヤノンマーケティングジャパンは9月22日、2021年1月から6月(上半期)のマルウェア検出状況や最新のサイバー脅威動向の情報収集および分析結果を解説した「2021年上半期サイバーセキュリティレポート」を公開した。

 主なトピックとしては、

​・2021年上半期マルウェア検出統計
 昨年に続き2021年上半期も国内で検出されたマルウェアの多くはウェブブラウザー上で実行されるタイプ。検出数上位10種のうち8種を占め、悪意のある広告を表示する「JS/Adware.Agent」が最多となった。マルウェア以外では、RDPやSMBのプロトコルを狙ったブルートフォース攻撃が多く検出。

・テレワーク環境を狙った攻撃
 新型コロナウイルス感染症対策のため普及したテレワークにより、VPNの利用が拡大。それを受けてVPN機器の在庫が枯渇したことで旧型のVPN機器を利用するケースがあり、その脆弱性を悪用する攻撃が増加。

・Android環境で動作するマルウェア
 Android端末を狙った脅威が増加傾向。物流会社を装いSMSを悪用したURLリンクから、不正なアプリをインストールさせることで感染させるマルウェア「Flubot」がヨーロッパを中心に感染拡大。日本でも感染を狙ったSMSが確認されている。

 レポートでは、上記のほか、米国で高額被害を出しているロマンス詐欺、暗号資産(仮想通貨)をマイニングするコインマイナーの検出状況、Exchange Serverに対するゼロデイ攻撃で確認されたWebShellについて解説している。

2021年上半期は、CVE-2021-26855(ProxyLogon)などExchange Serverの脆弱性を悪用するサイバー攻撃が多数確認。攻撃の多くは、Exchange Serverに存在する複数の脆弱性を悪用することでWebShell(悪意のあるスクリプト)を設置し、これを介して任意のコードを実行するものだった。

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