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「夕方ヒゲ」ゼロにできるかな:

ブラウン極限の深剃りシェーバー「シリーズ9Pro」発表

2021年07月28日 16時30分更新

文● 盛田 諒 編集● ASCII

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BRAUN S9Pro
2021年8月23日発売
市場想定価格5万円前後
P&G

 P&Gジャパンが7月28日、ブラウンのシェーバー最上位機種にあたる「BRAUN S9Pro」を発表しました。替刃を改良して0.05mmの深剃りができるようになり、付属品として充電式のケースも追加された、創業100周年の締めくくりにあたるモデルです。

夕方ヒゲを防ぐ新トリマー刃

 ブラウンの最上位機種は、営業や接客など、人に会うことの多いビジネスプロフェッショナルに向けたシリーズ。新製品のねらいは寝たヒゲやくせヒゲなど剃り残しが多いヒゲにアプローチすることで、朝剃っても夕方に目立ってくる「夕方ヒゲ」を防ごうというものです。

 これまでのS9から新しくなったのは刃で、特に変わっているのは、寝たヒゲをカットするための金色のトリマー刃「プロブレード」。

 従来より刃が35%広くなったことで、1回のストロークでより多くの寝たヒゲを取り込めるようになり、30%薄型化したことでより深く寝たヒゲをとらえられるようになりました。これによって0.05mmの深剃りを実現。従来は半分を剃り残していたという23度以下に寝たヒゲもしっかり剃れるうようになったといいます。

 試しに同社がメディア向けの試用機に同梱した疑似ヒゲを剃ってみたところ、一度のストロークでしっかりと深剃りができていることが確認できました。これまでのS9と比べても、わずかですが深剃りになっていることがわかりました(S9は触るとチクチクしますがS9Proはサラサラです)。この差が「夕方ヒゲ」の有無につながってくるのでしょうか。

 ちなみに既存のS9もS9Proの替刃は互換性があるそうなので、S9ユーザーが「極限の深剃り」を求めるなら替刃を買うだけでもいいかもしれません。

 深剃りでも肌にやさしい工夫もあります。これまでどおりにヘッドがブーンと振動する「音波振動テクノロジー」を搭載し、肌との摩擦を減らすことで肌にやさしく剃れる仕様。音波振動は寝たヒゲを起きあがらせることもできるそうで、夕方ヒゲの減少にもつながりそうです。

 ヘッドは小型で鼻の下などにも入れやすい「コンパクトヘッド」。前後40度の首振りがあり、あごの下など剃り残しが多い箇所にも密着します。ちなみに競合も首振り機能はありますが、稼働域は20度程度で、あごと首のあいだにある凹みが剃り残しになりやすかったといいます。

 付属品として新たに追加されたのが充電トラベルケース。リチウムイオンバッテリー内蔵で、出張先に電源ケーブルを持っていく必要がありません。充電端子がUSB-Cなどの汎用端子でないのが少し残念です。

 従来同様アルコール洗浄の洗浄機も付属。刃にこびりつく皮脂汚れなどに強く、アルコールによる除菌効果がある点を強調しています。

 デザインはこれまでのS9とほぼ同じですが、ヘッドを固定するヘッドロックスイッチが小さなスイッチ形状に変更されました。またカラーバリエーションが増え、上品なマットシルバーなどが追加されています。

 ブラウン100周年記念の上位モデル、注目はやはり「極限0.05mm深剃り」。これまでのS9も普段使いには十分なパフォーマンスでしたが、それを上回る性能を発揮してくれます。特に頬やあごまわりの剃り残しが気になっている人にはおすすめと言えそうです。

 

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