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Windows情報局ななふぉ出張所 第242回

キャリア版スマホのバンド制限、いつまで続く?:

ソニー「Xperia 1 III」キャリア版、対応バンドの狭さに不満の声

2021年07月22日 09時00分更新

文● 山口健太

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 大手キャリアが販売するAndroidスマホでは、多くの機種が他社プラチナバンドに対応していません。ソニーの最新フラグシップ「Xperia 1 III」においても踏襲されたことで不満の声が上がっています。なぜこのような制限が続いているのでしょうか。

キャリア版スマホの多くが他社バンドに非対応

 ドコモが公開している資料を見ていくと、XperiaやGalaxy、arrowsシリーズなど多くのAndroidスマホがauやソフトバンクのプラチナバンドをサポートしていないことが分かります。

 AQUOSやPixelシリーズ、ファーウェイ製品など他社バンドに対応したAndroid端末も存在するものの、iPhoneやiPadがいずれも主要バンドに幅広く対応しているのに比べると対照的です。

ドコモ端末のバンド対応。他社プラチナバンドをサポートしない機種が多い

 総務省はSIMロックを原則禁止とするなど、乗り換えのハードルを下げる取り組みを続けています。バンド制限についても議論されており、今後注視していく問題の1つに挙がっています。

総務省も注視している(「競争ルールの検証に関する報告書2021(案)」より)

 最近ではドコモからahamo、ソフトバンクからワイモバイルやLINEMOのように同じキャリア内で安価なプランに乗り換える選択肢は増えています。しかし新規参入の楽天モバイルを含め、キャリアをまたいだ乗り換えを阻害している可能性はありそうです。

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