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部屋全体に広がる音の広さと、緻密なステレオ再生も可能

ソニーのグラススピーカーが相当に高音質化「LSPX-S3」

2021年07月13日 13時00分更新

文● ASCII

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 ソニーは7月13日、グラスサウンドスピーカーの新製品「LSPX-S3」を発表した。発売は8月6日。オープンプライスで、予想実売価格は3万8000円前後。

 LSPX-S2の後継機種。広い領域に音を届けられる無指向性スピーカーで、長い筒状の有機ガラス管を使用。これを下側にある加振器で震わせて、高域の再生に用いる。ソニーによると、この仕組み(アドバンスド バーティカル ドライブ方式)は弦楽器や打楽器と近く、楽器のような自然な響きが得られるという。もともとは100万円もするほど高価で大型の「Sountina」という機種で用いられた技術で、テーブルに載るサイズの機種としては3モデル目。

LSPX-S3

 LSPX-S2の購入者に対して実施したアンケートでは、水平方向への音の広がりを高く評価する声が多い一方で、キャンドルライトモードのバリエーション、音楽との連動性といった視覚的な演出を強化してほしいという声があった。LSPX-S3ではその要望に応えたほか、ハンズフリー通話への対応など、使い勝手も強化している。また、充電端子をUSB Type-Cに変更している。

 構造や見た目は一般的なスピーカー製品と一線を画すが、音楽再生に求められる基本的な特性は押さえている。一方で、有機ガラス管特有の響きや空間との調和を重視したデザインなどが特徴の製品となっている。セットステレオが減退する中、Bluetoothスピーカーの市場は増加傾向にあり、ソニーでは新規購入層の掘り起こしを狙う。

音と使い勝手、両面での改良を加えた

 LSPX-S2の音質コンセプトは維持しつつ、ボーカルのクリアさ、中低域の豊かさなどを強化したという。そのために有機ガラス管を長くし、加振器の置き場所(高さ)などを変更。加えて、加振器の材質に亜鉛合金を採用するなど構造面での改良を加えている。また、ウーファーユニットを従来の約35mmから約46mmに大口径化している。低域を増強するパッシブラジエーターも備える。

上向きに配置したウーファーの音はディフューザーを通して水平方向に広がる

パッシブラジエーター

加振器のベース部分に検討した部材。左が亜鉛で、ほかにアルミや真鍮、樹脂、軽くて硬い炭素系のものなどがある。

 LEDは32段階の明るさが選べる。タッチセンサーでライティングのオン/オフの切り替え、明るさの調節が段階的にできる(タップとなぞるような操作)。キャンドルモードは強中弱の3段階(従来は2段階)が選べ、音楽連動も可能となった。設定はMusicCenterアプリで変更できる。

明るさはタッチセンサーをスライドすることで変わる

 Bluetooth 5.0に対応。DSEEやLDAC/AAC/SBCコーデック対応する。なお、ハイレゾロゴは取得していないが、全体の音のバランスをチューニングしており、LSPX-S2より高音質化を図ったとする。Music Centerアプリでは、バスブースター、輝度設定、スリープタイマー、ライティングモード選択などが可能となっている。

 ステレオペアや最大100台のパーティーコネクトといった複数台接続も可能。ここはソニー製Bluetoothスピーカー共通の特徴だが、パーティーコネクト使用時に最大8台を時間差で光らせられる点はLSPX-S3のみの特徴となっている。

底面はファブリック調の素材が使われている

 本体サイズは幅94×高さ289mmで、重量は約1.1㎏。ミネラルシルバーの新色を採用。あまり使わないボタンは底面に設置するなどミニマムな見た目にし、インテリアとの調和を意識している。ハンズフリー用の通話ボタンは底面のソニーロゴの下付近に用意する。

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