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モーダル小嶋のTOKYO男子めし 第48回

いろいろなところがリニューアル:

セブンの「とみ田監修 冷しつけ麺」がよくできている ちょっと食べにくいんですけどね

2021年06月24日 16時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

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「とみ田監修 濃厚豚骨魚介冷しW(ダブル)焼豚つけ麺」
セブン-イレブン・ジャパン
6月15日発売
594円
https://www.sej.co.jp/company/news_release/news/2021/202106111430.html

チャーシューが2枚になりました

 外に出づらい時期が続いておりまして、なかなかラーメン店などにも行けないですよね。家で本格的な麺料理が食べたいのです。まして夏なので、冷たくて、ツルツルっと食べられるとよいのですが。

 そこでセブン‐イレブン・ジャパンの「とみ田監修 濃厚豚骨魚介冷しW(ダブル)焼豚つけ麺」です。「中華蕎麦とみ田」店主監修による「とみ田監修 濃厚豚骨魚介味玉冷しつけ麺」がリニューアル発売されたもの。沖縄をのぞく全国で発売。価格は594円。

 千葉県松戸市の人気店、中華蕎麦とみ田の店主が監修。本店でも人気の“焼豚の食べ比べ”を楽しめるように、2種の部位のチャーシューを盛りつけています。さらに、より厳選した小麦を使用し食感良く仕上げた極太麺と、豚感を更に感じられる濃厚スープにリニューアル。

 焼豚はロースと肩ロースの2種類の豚肉をしっとりと仕上げて盛り付け。醤油のキレのある濃厚な豚骨魚介スープは、新たに豚皮も加えて煮込むことで、より豚感を感じられる濃厚な味わいとしたとか。

 麺は主に小麦の中心部分のみを使用した特等粉で製麺することで、もっちりとした食感の極太麺に仕上げたという。さらに、本店でしか味わえない特製調味料「味変辛味」をトッピングしています。

パッケージに「とみ田」とあるのでわかりやすいですよね

 パッケージを外から見ただけではわかりにくいですが、三層になっておりまして、一番上に具、その下にスープ、さらにその下には麺が入っています。

一番上に具がのっていて……

その下にはスープがあります

 なお、袋詰めされたスープが入っている黒い容器は、そのままスープを注ぐ器になりますので、早合点して捨てないようにしてくださいね。

見た目はあれですけど、ここに注ぐだけです

 さらにその下の容器には麺がございます。ほぐし水が付いていて、これをかけてよくほぐすことで、麺が食べやすくなる。コンビニの冷たい「麺モノ」にはおなじみですよね。

麺にはほぐし水がついていて……

食べる前に水をかけてほぐします

 さて、具材ですが、どこに盛り付けるかは悩みどころ。お店のようにするなら麺の上かスープにのせるのですが、それをしなくてもいい、容器から適宜取って食べる、という考え方もありますでしょう。各々の食べやすい方法でよいと思います。

具材はチャーシューが2枚、メンマ、ネギ、味変用の辛いやつ

麺の食感やスープの味わいは本格的
チャーシューはもうすこし厚ければ……

こういうふうに盛り付けましたけれど、まあ、好みですね

 肝心の味ですが、さすがに名店監修。スープはしっかりと「濃厚豚骨魚介」、コクのあるダブルスープとなっています。さすがに「お店で食べる味と同じ!」とはいきませんが、名店が監修しているだけあり、豚骨と魚介のパンチがありつつ、単にしょっぱいだけではない、奥行きのある味わいです。

 麺は小麦の香りが強く、太さもそうなのですが、ラーメン店の麺というよりはチルドということもあり、ちょっと「うどん」っぽくもあります。とはいえ、スープによく絡みますし、歯ごたえもあるので、これはこれでアリ。冷やしつけ麺としての完成度、バランスを重視した結果なのでしょうね。ただ、つけ麺ですし、もうすこし量が多ければ、と思う人もいるかも。

スープに麺がよく絡みます

 さて、ポイントのチャーシューはロースと肩ロースの2枚……なのですが、いずれも、すこし薄くてちょっと残念かなと。たしかにしっとりとはしているのですが、それを厚みのある食感で味わいたいところです。2枚の違いをもっとしっかり味わいたかったなあ……ぜいたくでしょうか。

チャーシューはもっと厚ければよかったかなあ

 もう1つのポイント、味変辛味。これ、かなり辛いです。味変というだけあって、大きく味を変えられるのですが、辛いのが苦手な人は避けたいところでしょう。スープには注意して溶かしてくださいね。

辛味がけっこう強いので注意

狭いところでは食べにくい

 問題は食べにくいことでしょうか。「つけ麺に食べにくいも何もないだろう」と思われるかもしれないのですが、スープを入れる黒い容器が浅いので、麺をすするとスープが跳ねやすいというのはあるかと。具材が多いので、スープに入れるとなおさら……。

 あと、どうしてもゴミが出る。スープの袋、ほぐし水の袋など、気をつけないと机に散乱します。これもまた仕方がないことではあるとはいえ、狭いスペースで食べるときは気をつけたほうがいいかと。

 コンビニの弁当として考えるとすこし高いかな……とは思うものの、チルドのつけ麺としてはよくできていますし、これからの暑い時期にもぴったり。容器の都合上、食べにくいという点に気をつければ、夏につるっと食べられるおいしいつけ麺として重宝しそうです。


モーダル小嶋

 

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。一人めし連載「モーダル小嶋のTOKYO男子めし」もよろしくお願い申し上げます。


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