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大学入学共通テストの英語試験一変に照準 高校生の英語力爆上げ狙う「ENGLISH COMPANY 大学受験部」

3か月で偏差値15アップの難関大学合格の実績と英語ジムノウハウを集約

 現在、日本の教育は時代の変革に伴って大きく変わろうとしている。その最たるものが、2020年度からスタートした大学入試改革だ。1990年から始まったセンター試験が廃止され、2021年1月には新テストである「大学入学共通テスト」に切り替わった。センター試験との大きな違いは、これまでのマークシート式に加え、より思考力・判断力を問う記述式の回答が追加されたことだ。また、英語においては、英検をはじめとした外部の民間試験を取り入れる予定はなくなったものの、リスニングの配点比重が高くなるなどの大きな変更があった。

 この新しい「大学入学共通テスト」に対応するには、新たな学習方法が必要となってくるが、英語において大きな効果が期待できそうなサービスが登場した。それが、株式会社スタディーハッカーがこの6月から募集を開始した高校生向けの「ENGLISH COMPANY 大学受験部」だ。

英語パーソナルジムと大学受験予備校のノウハウを生かす

 社会人向けの短期集中型の英語パーソナルジム「ENGLISH COMPANY」で知られるスタディーハッカーは、2010年に京都の医学部・難関大受験専門予備校から事業をスタートさせ、京大をはじめ難関私立や医学部合格の多数の実績を持っている。2015年からの累計では、英語ジムとして1万4000人以上の英語力を向上させてきた。

 「弊社が2010年から始めた大学受験予備校では、当初から英語4技能を見据えたカリキュラムと指導方法を科学的な知見をベースに提供してきました。たんなる受験のための暗記学習ではなく、実践的な英語力を身につけられるように、英語スキルを鍛えてきました。その知見を生かして開発したのが、『ENGLISH COMPANY』なのです。その運営を通じてカリキュラムをさらにブラッシュアップさせ、それを大学受験生向けに落とし込んだものが、今回リリースしたENGLISH COMPANY大学受験部です」と話すのは、スタディーハッカー 取締役 田畑翔子氏だ。

 同社が大学受験部を立ち上げた背景には、「大学入学共通テスト」での英語試験の変更が大きく関わっている。

 「共通テストの英語では、従来のリーディングとリスニングの配点が200・50から100・100になり、特に、リスニングの重要度が高まりました。しかし、一部の先進的な学校をのぞいては、学校や予備校、塾でもリスニングの効果的な指導に対応できていないところが多いようです。実際、他の大手予備校から4技能にどう対応しているのか問い合わせがあったり、学校の先生が『ENGLISH COMPANY』の授業を受けに来たりしたという例もあるほどです」と田畑氏が話すように、急激な変化に対応できる体制が進んでいないというのが現状だ。

共通テストの英語にいちはやく対応。リーディングとリスニングのスキルをトレーニングによって向上させる。

 スタディーハッカーが運営してきた予備校「学び舎」(※現在は別会社)は2010年に京都からスタートし、現在は東京と京都の2か所に教室があり、オンライン受講にも対応している。特に英語指導には定評があり、他の大手予備校に通いながら英語だけ受講する生徒もいるほどだ。

「京都で予備校を始めた際、2年目からは国公立や医学部への合格者も出ました。知名度はありませんでしたが、『英語がめちゃくちゃ上がる』という評判になり、多くの生徒さんに来ていただけるようになりました。

 たとえば、京都大学に合格した生徒は、英語の偏差値40台からのスタートでした。京大の二次試験では、得意の数学で大失敗したものの、英語で挽回して合格したというエピソードもあります。また、難関の私大に進学し、現在は英語力を生かして商社で働いている子もいるように、実際のシーンで英語が使えるように指導してきました」(田畑氏)

大学受験のための英語のパーソナルトレーナーとは?

 実際に「ENGLISH COMPANY 大学受験部」では、どのように生徒の英語スキルを向上させていくのだろうか。

 「まず、英文を正確に読める、単語や文法や知識があるということは土台として大切なのですが、それだけでは実際に英語を運用できるスキルにはなりません」と、田畑氏は話す。

 重要なのは、あくまでトレーニングだ。「たとえばリーディングの場合、語数が増えていくと素早く情報を取得する必要があり、あたまから瞬時に意味を理解するというスキルにまで落とし込んでいくというところが重要です。そして、スキルにするためには、勉強よりもトレーニングが有効なのですが、自分に必要な効率的で正しいトレーニングの方法をわかっている人は多くはないでしょう」

「ENGLISH COMPANY 大学受験部」のカリキュラム。

 「ENGLISH COMPANY 大学受験部」では、現在の自分の英語力を知り、「なぜ、スキルが上がらないか」という部分を個別で特定する。そのうえで優先的にやるべきこと、最適な解決方法を提案して、マンツーマンのトレーニングを行っていく。受験予備校や英語塾、個別指導塾などとは一線を画す、『大学受験のために英語のパーソナルトレーナーをつける』のはこれまでに例がないという。

 「英語が聞きとれない」という課題に対しては音声変化の知識を入れたり、リーディングに対しては音読の指導を行なったりするなど、個々人の課題や弱点に応じて、優先的に取り組むべきところを決めて、必要な解決策をカスタマイズしている。

同社が長年にわたって行なっている「第二言語習得研究」をベースにした科学的なトレーニング内容。

 大学受験部では、さらに日々の学習管理についても、手厚くサポートを行なう。

「学習の内容だけでなく、どれにどれだけ時間を費やしているのかまでサポートします。また、保護者にも学習管理のデータを共有して、家庭でもサポートできる体制を整えています」という。

高校1年生から受講することでその後のスキル向上も見込める

 「ENGLISH COMPANY 大学受験部」の特徴のひとつが、講師の質にある。

「大学院で言語教育を学んできた先生や、高校で長く英語を教えてきた先生など、専門的な英語指導を行なえるプロ講師がそろっているのも結果が出る理由だと思います。大学受験部のスタートにあたっては、これまで社会人向けの『ENGLISH COMPANY』でマネージャーを経験してきたベテラン講師を複数名入れています」

専門の知識と経験豊かなプロ講師がそろう。

 対象は大学受験生となっているが、高校1年生からでも受講可能だ。

「高校1年生で受講した場合、正しく効果的な学習方法やトレーニング方法が身につきますし、英語のスキル自体も上がって、その後の英語学習も楽になります。もちろんその後もトレーニングを継続しないと、せっかく身につけたスキルが衰えてしまうこともありますが、学校の授業などで毎日のように英語に触れるので、集中的にスキルアップし、適切なトレーニング法を身につけてもらえれば、その後も忘れるどころか、どんどんスキルが向上していく効果も期待できます」という。

 また、受験生は英語だけでなく他の教科にも取り組まなければいけない。大学受験という期限のある目標に対して、どうやって成績を上げて結果を出していくかが大切だ。

「『ENGLISH COMPANY 大学受験部』は1年分の伸びを3ヶ月で達成することで、他の教科を学ぶ時間も生みだします。結果として、他教科の成績向上にも寄与するという意味では、大きなメリットがあるはずです」と、田畑氏は話す。

コースは3ヶ月と6ヶ月から選択可能

 「ENGLISH COMPANY 大学受験部」には、現在3ヶ月と6ヶ月の2つのコースが用意されている。短期集中であるぶん、コストとしては決して安いわけではない。

・3ヶ月コース(週2回、1回90分)/39万6000円
・6ヶ月コース(週1回、1回90分)/41万9100円
※税込、教材費・教材発送費は別途

「塾や予備校では、各自の自習の管理はほとんどやってもらえません。その点、大学受験部では、個別指導以上にしっかりと、個人にあわせた自習管理も行なっているため、コストパフォーマンスは悪くないと自負しています。ダイエット領域の短期集中パーソナルジムをイメージしていただければわかりやすいと思います」と、田畑氏は話す。

 時間帯は、高校生であれば、学校が終わった夕方以降のほか土日、既卒生の場合は平日日中も対応している。基本はオンラインだが、東京の銀座スタジオと大阪の梅田スタジオで対面での受講も可能だ。

「オンライン対応ですので、共通テスト対策をしたい方、特に地方でリスニングをしっかり学べる場所がなく困っている方にもサービスを届けたいと思います。今の高校生はオンライン授業に慣れている子も多いので、手軽に受けていただけると思います。

 近年はコーチングによるスキルアップも注目されているものの、高校生や大学受験に取り入れている例はほとんどありません。『ENGLISH COMPANY 大学受験部』は、英語のパーソナルトレーナーがつくという新しいサービスで、社会人よりも早い段階で、実用的な英語力を身につけてほしいと思っています」

 スタディーハッカーでは、「STUDY SMART(学びをもっと合理的でクールなものに)」という理念のもと、高校生から大人までの学びを幅広く支援している。「ENGLISH COMPANY 大学受験部」で英語力を身につけた高校生たちが、これからどのようにそのスキルを生かしていくのか、今後にも注目していきたい。

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