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Xbox向け画質ツールキット

AMD、Xboxゲーム開発者向け「AMD FidelityFX」を発表

2021年04月22日 19時00分更新

文● ASCII

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「AMD FidelityFX」がXbox Series XとXbox Series Sに対応

 AMDは4月20日(米国時間)、マイクロソフトの「Game Stack Live」イベントにて、Xboxゲーム開発キットの一部としてXbox Series XとXbox Series S向けの「AMD FidelityFX」が利用可能になったと発表した。

 AMD FidelityFXは、同社のオープンソースプロジェクト「GPUOpen」で利用可能な画質ツールキット。本ツールキットを使用すると、PCおよびXboxのタイトルに、可変シェーディング、レイトレーシングされたシャドウデノイザーなどの高品質の視覚効果を簡単に実装できるようになる。本日利用可能になるGPUOpenの追加アップデートには、FidelityFX Denoiserが含まれる。

 また、AMD Ryzenプロセッサー用ソフトウェアの新しいパフォーマンスガイドと、CPUコアカウントの新しいバージョンをリリースした。AMDプロセッサーの物理コアおよび論理プロセッサー数を正しく検出できるように、サンプルを作成する方法を更新した。

 さらに、Windows OSに付属しているものよりも新しいDirectX 12の機能を開発者に提供する「Microsoft DirectX 12 Agility SDK」を発表。AMD RDNA2ベースのグラフィックカード全体でDirectX 12 UltimateとDirectStorageをサポートするという同社の方針に基づく施策。

 HLSLシェーダーモデル6.6も利用可能になった。マイクロソフトのHLSL(上位レベルシェーダー言語)の更新により、64ビット整数アトミック、動的リソースのバインディング等に対応する。Shader Model 6.6を使用してシェーダーをコンパイルするには、最新のDirectXシェーダーコンパイラーが必要。また、これらのコンパイル済みシェーダーを実行するには、DirectX 12 Agility SDKと対応するグラフィックスドライバーが必要となる。

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