横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記 第1回

【連載】誕生!コツメカワウソ5つ子ちゃん!

文●新井かおり

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 みなさん、こんにちは!

 この連載では、「横浜・八景島シーパラダイス」の飼育員が、シーパラの生きものたちをメインに、ほっこりする旬な話題をお届けします。コロナ禍でなかなか落ち着かない状況が続きますが、少しでも心があたたまる時間を共有できたらうれしいです。

 第1回は、水族館「アクアミュージアム」4階、陸上や水辺にくらす生きものを展示する「フォレストリウム」というエリアで、主に陸生動物の担当をしている新井かおりがお伝えします。「水族館といえばイルカ!」というイメージを覆すような陸生動物の魅力発信と、動物たちが毎日楽しく健康に生活できるよう奮闘中です!

 今回は、今年シーパラで誕生した赤ちゃんをご紹介したいと思います。

 まずは、コツメカワウソ! 今年2月4日にコツメカワウソの赤ちゃんが5頭誕生しました!

生後43日、目がぱっちり開いています

生後2日 赤ちゃんを抱くムーア(左)とレラキ(右)

 お父さんのレラキ、お母さんのムーアにとって初めての繁殖でした。

 おっとりした性格のレラキと気の強いムーアは、昨年10月にお見合いをして、すっかり仲良くなり、今年1月ごろには担当飼育員のみんなが口をそろえて「これは妊娠してるよね!!」と言うぐらい、ムーアのおなかが大きくなりました。

もうすぐ生まれそう?おなかが大きいムーア

 そして、2月4日の朝方、ムーアは無事に元気な5頭の赤ちゃんを出産。生まれた時の体重が約70gの赤ちゃんたちも、生後2か月となった今では体重500gを超えるほど成長しました!

生後29日の赤ちゃんの様子

 ここで、ひとつ豆知識ですが、コツメカワウソは指先の爪が小さいことから、その名前がついていますが、実は赤ちゃんのころは爪がとても大きいんです!

 成長するにつれて名前のとおり『小爪』になっていきますので、コツメカワウソの『大爪』時代(生後半年ごろまで)をぜひ見ていただければと思います。

生後32日 まだまだ大爪

成長したコツメカワウソの爪はこんな感じ

生後38日 赤ちゃんとレラキ、イクメンパパの鑑です

 現在は、4月16日(金)のお披露目に向けて、巣箱から外に出て環境に慣れる練習をしており、意外とスパルタなレラキ(父)が赤ちゃんを連れだし、赤ちゃんたちはあちこちに移動してしまうので、ムーア(母)は気が気ではない様子です。

外(展示室)に出る練習中です

 さらに、シーパラでは3月19日にハイイロアザラシの赤ちゃんも誕生しました! お母さんのルーシャは、出産・子育ての経験豊富なスーパーお母さんで、現在もバッチリ子育てをしてくれています!

 生まれたばかりのハイイロアザラシの毛はクリーム色ですが、現在はお母さんと同じく『ハイイロ』の毛にほとんど生え変わりました!(通常は生後2~3週間で生え変わりますが、この子は1週間ほどでクリーム色の毛が抜け始めました)

 また、赤ちゃんは生まれた時から歯が生えそろっているので、おさかなを食べ始めるのがとっても早いです(生後1ヵ月、そろそろおさかなを食べる練習を始めます)。

生まれたばかりのハイイロアザラシの赤ちゃん

生後19日 お母さんそっくりの模様も出てきました

 ハイイロアザラシの赤ちゃんはまだお母さんのお乳を飲んでいますが、運がよければおさかなを食べているところを見られるかもしれません。

 ぜひ、生きものたちのかわいらしい様子を見に来てくださいね。

 次回は5月を予定しております♪


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文/新井かおり

埼玉県出身。2013年に株式会社横浜八景島入社し、飼育歴9年目。「うみファーム」「ふれあいラグーン」の担当を経て、現在「フォレストリウム」を担当。コツメカワウソと同じく、おさかなが大好き。