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山根博士の海外モバイル通信 第541回

日本に参入するスマホメーカー、realmeのネコキャラ「realmeow」を買った

2021年04月08日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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realmeのコーポレートカラー、黄色いボディーのネコ型マスコット

 続々と日本に参入する海外のスマートフォンメーカー。今度はrealmeがIoT機器を引っさげてやってきます。いずれスマートフォンの投入もあるでしょう。realmeは新興国を中心に若者たちに人気のあるブランドです。2020年12月にはマスコットキャラクターとして猫をモチーフにした「realmeow」を投入しました。そのフィギュアが一部の国で販売されているので買ってみました。

realmeowの公式サイトによる紹介

 realmeowはファインディング・ニモなどに関わった有名なアニメーターであるMark A.Walsh氏が協力して生まれた「永遠の18歳のオスのネコ」とのこと。realmeのブランドをイメージしたキャラで、トレンドセッターでもあります。全世界限定販売だそうで、今回はマレーシアで販売されたものを友人のツテで購入。価格は429マレーシアリンギット、約1万1000円。結構なお値段です。

ガチな箱に入っている

アクリルケースを引き出すと出てくる

 realmeのコーポレートカラーはイエロー。ちなみにOPPOはグリーン、Vivoはブルー、シャオミはオレンジ、ファーウェイはレッドと、中国メーカーは各社それぞれコーポレートカラーを分けており、色を見るだけでどのメーカーなのかイメージできるようになっています。realmeow本体もイエローですが、それを収納する立派なアクリルケースもイエローです。

realmeもアクリルケースもイエローカラー

 realmeowの本体サイズは高さが約32cm、結構大柄です。ソフビ製ですが重量も610gと本格的なもの。アクリルケースといいrealmeow本体といい、価格相応のデキと思えます。なお腕は上下に動き、足首も左右に回転します。腰の部分はつなぎ目がありますが回転はしません。

高さ32cm、重量610gのしっかりしたソフビ人形だ

腕は上下に動く。ほかに稼働するのは足首の部分

 realmeowはネコですが、背面には某ネコ型ロボットのような尻尾はありません。目にかけているのはレーザー光線を放つレーザーグラスですが、これは外せません。

ネコではあるがしっぽのない後ろ姿

レーザーグラスは外せない

 そして足の裏を見ると、右足には「REALME DESIGN STUDIO」の文字が。左足には「555」の数字が印刷されています。realmeowは全世界800体の限定販売だそうで、筆者が購入したのは555番目のものとなるのです。

足の裏には限定販売を証明するロット番号が印刷されている

 realmeowはただのフィギュアですから、これを使って何かできるわけではありません。スマートフォンのスタンドになるかと思いましたが、特にそのような機能もないのです。とはいえ「映える」色合いの本体に、どことなく未来を感じさせる顔の表情、そしてネコであるというかわいらしさは愛着がわきます。

純粋なフィギュアとして楽しむのがrealmeowとの付き合い方

realmeのスマホ(V3)を立てかけてみたが、スマホを固定できるわけではない

 付属のアクリルケースも、別途この中に何かを入れて部屋に飾るのもいいかもしれません。realmeはスマートフォンだけではなくスマートウォッチやモバイルバッテリーなど、様々な製品を出しています。自分が使っているスマートフォンがiPhoneでも、アクセサリーはrealmeでそろえる、なんて若者も海外には多くいます。realmeはそれだけではなく、このrealmeowで自宅・自室のインテリアまでもrealmeで染めてしまおう、なんて考えているのかもしれません。

アクリルケースはそれだけでもインテリアになりそう

 筆者も最初はキャラクターグッズに1万円も出すなんてどうなんだろうと思いました。しかし買ってみると今ではすっかり虜になってしまい、記事を執筆するときに机の片隅に置くなどして、realmeowのある生活を楽しんでいます。日本でもぜひこのrealmeowを販売してほしいものですね。

我が家にいる他社のキャラグッズと一緒に並ぶrealmeow

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