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四本淑三の「ガレージ・ギークス!」 第3回

マキタ最強18Vインパクトをビビりながら使っています

2021年04月10日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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 「ダララヒュイーン」とナットが飛ぶように外れるあの感じ。F1のピット作業みたいでカッコいい! と、免許取りたての頃から憧れてきたインパクトレンチを昨年の秋、ついに手に入れた。ただしF1と違って充電式。

 自動車整備工場でインパクトと言えば今でもエアー式が主流。充電式でパワーを出そうとすればどうしても重くなり作業性も悪くなる。ところが充電式も小型軽量化が進んで、普通車の整備くらい難なくこなせるようになった。するとホースを引きずらずに使える充電式のメリットが効いてくる。プロも使うし、エアーコンプレッサーを持たない私のような素人だって買える。素晴らしい。

 そしてどうせなら最強のインパクトレンチを買おうと思った。なぜなら水鉄砲に起源を持つコドモ大好きピストル型エネルギー放出装置の平和的発展形がこの工具だ。最強がいいに決まっているとコドモの心が叫んでいるのだ。

 結果として手に入れたのは18Vバッテリーでクラス最強のマキタ「TW700D」。荷物が届いて箱から取り出す際、手首の関節が「ポキッ」と鳴ったのをおぼえている。最強だから仕方ないが、ちょっと重いのだ。それを分かっていてなぜ選んだのか。それは最新のインパクトレンチ事情を総合的俯瞰的に判断した結果なのである。

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