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若者が集まれる場所を! ドコモショップ北千住店がarrows NX9 F-52Aとともにe-Sports教室開催!

2021年04月07日 12時00分更新

文● スピーディー末岡 編集●ASCII

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 全国のドコモショップではさまざまなスマホ教室が開催されており、シニア層を中心に参加者も多く、コロナ禍で人数制限がかかった状態でも、どこも満員だという。

 そんな中、ドコモショップ北千住店が独自に「e-Sports教室」を3月28日に開催するとの話を聞き、筆者もPUBG MOBILEをはじめ、スマホゲームやe-Sportsに興味あるので取材に伺った。

街中からゲームセンターが消えた

 実はこの企画、ドコモショップ北千住店のスタッフ・坂牧氏の発案で始まった。子どもの頃は駄菓子屋のゲームコーナーやゲームセンターで育ったという坂牧氏。若い人たちが学校帰りに集まって、ゲームという共通キーワードで盛り上がる。たとえば昔ならストリートファイターIIやバーチャファイターなど、街の腕自慢が集ってスーパープレイに賞賛が送られていた。

ドコモショップ北千住店 坂牧氏

 「コロナ禍の前から、若い人たちが集まれる場所がなくなって来てると思ってまして。自分もゲームセンター通いをしていたので、放課後や仕事帰りにふらっと寄れて楽しめるところを提供したいと考えました。オンラインもいいんですけど、やっぱり集まってワイワイやるのって楽しいですから」と坂牧氏。

 実際に北千住からゲームセンターがなくなってしまったとのこと。昭和のゲームセンターは不良のたまり場というイメージで、筆者も学校から行くなと言われていた。だが平成になると、プリントシール機や対戦格闘ゲームのブームもあり、そういったダークなイメージは払拭された。しかし、対戦格闘ブームが下火になると次はオンラインゲームの時代になり、ゲームセンターに行かなくても世界中の人とゲームが遊べるようになった。平成末期のゲームセンターは大型筐体のゲームを中心にプリントシール機、プライズゲームが大半を占め、わざわざゲームセンターに出向いて遊ぶ人も減っていった。

 「昔のゲームセンターでは、上手い人の周りに集まってそのプレイを見て盗んだり、初対面の人とゲームを通じて顔見知りになり友達になり、みたいなコミュニティーがありました。ドコモショップのスマホ教室は16時以降になると参加者がほぼいないので、このスペースがもったいないんです。なのでゲームができるフリースペースとして解放したらどうなんだろうと。昔のゲームセンターのコミュニティーみたいに、いろんな人が集まってこないかなと期待もありました」

ドコモショップ北千住店

 ドコモショップに来店するお客さんの年齢層は、年々高くなっており、逆に若い人たちはオンラインで手続きをするのでほとんどショップに来ないという。ドコモショップ=シニア、というイメージになってしまうことに坂牧氏は危機感を持ったとのこと。

 そんなとき、ドコモがe-Sports大会の主催をすることが発表された。坂牧氏は「これだ!」と企画を思いつく。

 「ちょうどドコモがe-Sportsをやるというので、これはチャンスだと。一緒にやってくれる企業さんを探していたときに手を挙げてくださったのがFCNTさん(元・富士通コネクテッドテクノロジーズ)だったんです。元々らくらくスマートフォン教室などで支援をいただいていましたし、PUBG MOBILEのイベント(矢祭)を主催しているので、渡りに船でした。FCNTさんもarrows NX9 F-52Aで若年層を狙っていましたし、タイミング良く同じ方向を向いていたという感じです」

初回だからこそ派手にやろう!

 しかし、企画が動き始めたときに世の中は緊急事態宣言が出るか出ないかというタイミング。そんな中、人を集めるわけにもいかなかったので、しばらくペンディングになっていたという。だが、そろそろ動き出さないといけないだろうというときに、FCNT側から「せっかく初回なんだから、大々的にやろう」との提案があった。

思うように告知はできなかったが、せっかくの第1回なのでお祭りのように派手に楽しくやろうと、FCNTに提案されたという

 「FCNTさんが、参加者が少なくてもプロゲーマーを講師に呼んで派手にやりましょう、と言われまして。それまではオンライン会議ツールを使ってやろうと思っていたのですが、最初が肝心だと(笑)」

講師はPUBG MOBILEで実績のあるnigongoさん

 そして栄えある第1回の講師として白羽の矢が立ったのが、PUBG界隈で日本最強の女子プレーヤーとして名高い「nigongo(にごんご)」さんだ。現在は女性e-Sportsチーム「JAPAN KILLER ANGEL」の一員として活躍している。しかも、元教師だというからこれ以上ない人選だ。なお、arrowsとコラボしているe-Sportsチームの「REJECT」だが、日程的に大会とかぶっていたので今回は見送られた。

元教師であり、現ストリーマーのnigongoさん

 このe-Sports教室だが、なんと参加費は無料。1日3回開催され、定員はそれぞれ6名。端末はarrows NX9 F-52Aが貸し出され、5Gエリア(ミリ波も!)なので、高速回線を使ってPUBG MOBILEがプレイできるのだ。PUBG MOBILEを知らなくても、遊び方や生き残るコツなどをnigongoさんが丁寧に教えてくれる。筆者が取材に行ったのは3回目(最後)だったのだが、偶然ガチ勢ばかりでnigongoさんも「教えることがないですね」と苦笑いをしていた。

ひとりに1台、arrows NX9 F-52Aが貸し出され、テキストも用意される

 参加者は4人だったので、ちょうど4人で1チームを組み、バトル開始。残念ながらドン勝(最後の一人になる)は無理だったが、かなりいいところまで行っていたようだ。nigongoさんもプレイ中にそれぞれの席を回って声をかけていた。

この回の参加者は4人。ひとりひとり見て回ってケアをするnigongoさん

親が子どもと楽しむためのキッカケになれば

 e-Sports教室終了後、nigongoさんにお話を聞いた。

 「今までゲームの講師という経験はなかったんですけど、人に教えるという部分では元々教師をしていたので、その経験が活きたかなと思います。みなさんに教えつつ、私も好きな話をして、楽しくやらせていただきました。でも学校の授業と違って、寝てる人もいなくて(笑)、みんな前のめりで聞いてくださったのがうれしかったです」

 たしかに、参加者は少しでもゲームを知りたい、上達したいという意思を持っているから、寝てるヒマはないだろう。さらに、今回のイベントを振り返ってもらった。

教師だった経験が活きたとのこと

 「本当の初心者から1日10時間プレイするという猛者まで、幅広い方が参加してくれました。親子で参加した方もいましたし、女性もいました。少しでもPUBG MOBILEの魅力が伝わっているといいですね。あと、今回初めて触って気に入ったのか、arrows NX9 F-52Aを購入されたお客さんもいました! もし次もあるなら、子どもとゲームを遊びたい親の方に来てほしいですね。お子さんと楽しめるキッカケになればと思います」

ファンサービスも欠かさない

 スマホを購入したお客さんもいたということで、関係者一同もビックリ。FCNT側もドコモショップ北千住店もたしかな手応えを感じていた。最後にnigongoさんに、PUBG MOBILEで生き残るコツを教えてもらった。

 「とにかく慎重に行動することです。敵が見えたからすぐに撃ちたくなる気持ちはわかりますが、敵のレベルもわからずに銃撃戦を仕掛けるのは無謀です。戦わないことも生き延びるコツですね。攻撃を仕掛けるなら、建物の中や高いところなど、一方的に攻められる場所にしましょう。これだけ意識していれば順位は上げやすいですよ。銃撃戦になったときは、自分の左側に壁がある状態で戦いましょう。左壁有利という言葉があります。」

nigongoさんの講義に耳を傾ける参加者のみなさん

 以前、矢祭に出場した際に銃撃戦で瞬殺された筆者としては、とてもありがたい情報だ。

いずれは全国のドコモショップを繋いで開催したい

 それでは、記念すべき第1回が終わったということで、総括を坂牧氏に聞いた。

 「緊急事態宣言開けということで、大々的な告知ができなかったのですが、nigongoさんのおかげで想定より参加者が集まりました。端末を購入されたお客さんもいるということで、ショップとしては理想的な販売方法になりましたね。実際にゲームを試してもらって納得したうえで買っていただいたワケですから。もちろん、定期的に開催していきたいとは考えてます。理想をいえばほかの遠方のドコモショップを巻き込んで、北海道や九州とかのお店と同時にプレイとか。昔のゲームセンターの大会で言うところの地区戦みたいな(笑)。最終的にはドコモ主催の大会にエントリーできるってなったら面白いですね。次はゴールデンウィークあたりにできるといいなあと思っています」

次回もあるなら講師をまたやってみたいとのこと

 今回、使用端末をミリ派対応のハイエンド「arrows 5G F-51A」ではなく、あえてミドルハイの「arrows NX9 F-52A」にしたのも、e-Sports教室のカジュアルさのアピールに繋がったに違いない。

 参加者の満足度を見るに、次回以降は満席が予想されると思うので、興味を持った人はarrowsとドコモショップ北千住店のサイトをチェックしておこう。ゲームは独学でプレイする人が多いと思うが、どうしてもどこかで壁にぶつかってしまう。しかし、こうしてプロゲーマーからしっかりとセオリーなどを学んでおけば、独学とは違った気づきが得られるに違いない。

■関連サイト

ドコモ「arrows NX9 F-52A」の主なスペック
メーカー FCNT株式会社
ディスプレイ 6.3型有機EL(19:9)
画面解像度 Full HD+ (1080×2280ドット)
サイズ 約152×72×8.5mm
重量 約162g
CPU Snapdragon 765G
2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 8GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS Android™ 10
5G最大通信速度 下り2.1Gbps/上り218Mbps
5G対応周波数 sub-6
カメラ アウト:約4850万画素(広角、F値1.8)
+約800万画素(超広角、F値2.4)
+約500万画素(深度、F値2.2)
/イン:約1630万画素
バッテリー容量 3600mAh
FeliCa
ワンセグ/フルセグ ×/×
防水/防塵 ○/○
(アルコール除菌可)
生体認証 ディスプレイ指紋認証
USB端子 Type-C
カラバリ ホワイト、ネイビー、ゴールド

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