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新本社の10G基幹オフィスNWに「M4300」、住宅展示場のモデルハウスには「Orbi Pro」を採用

注文住宅のシアーズホームグループがネットギア製品を相次ぎ導入した理由

2021年04月06日 08時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 熊本を中心に、福岡、佐賀にも事業エリアを拡大している注文住宅メーカーのシアーズホームグループ(本社:熊本県熊本市)。創立30年を超え、これまでの施工実績はグループ全体で6000棟以上にのぼる。3県内に展開する住宅展示場/モデルハウスでは、住む家族ごとに違う生活スタイルやニーズに合わせた多彩なブランド住宅の提案を行っている。

シアーズホームグループの住宅展示場/モデルハウスでは多彩なブランド住宅の提案を行っている

 そのシアーズホームグループでは近年、熊本本社や福岡支店のオフィスネットワーク、さらに展示場の事務所ネットワークを構築するために、10ギガビットL3スイッチの「M4300」や無線LANアクセスポイント「WAC740/730/540/510」、トライバンドメッシュWiFiシステムの「Orbi Pro」といったネットギア製品を相次いで導入してきた。

 今回は、社内IT環境の運用管理を手がけるシアーズホームグループ DX企画課の各氏と、同社のネットワーク構築を支援しているSIerのカイエンエンタープライズ(熊本県合志市)に、それぞれのネットギア製品を導入した背景や、製品に対する評価などをうかがった。

シアーズホームグループ DX企画課の各氏。左から渡邊駿也氏、柴田紀章氏(主任)、堀祐治氏(課長)、藤本健介氏(主任)、池田忠義氏(主任)

シアーズホームグループのネットワーク構築をサポートする、カイエンエンタープライズ 取締役副社長の圓城寺豊氏、システムエンジニアの河田章宏氏

コスパの高い「M4300」だからこそ実現したオフィス基幹NWの全面10ギガ化

 シアーズホームグループの従業員は現在およそ500名。熊本市にある本社やショールームのほか福岡支店、そして3県に展開する住宅展示場、ショールーム、モデルハウスなど、合計で30ほどの事業拠点を持ち、拠点数は現在も拡大中だ。2019年には4階建の新本社ビルも完成した。

シアーズホームグループ 本社ビル(熊本県熊本市)

 他の多くの企業と同じように、シアーズホームグループでも業務のデジタル化を進めている。DX企画課 課長の堀氏によると、これまでに「Google Workspace」を導入したほか、勤怠管理システム、施工管理システムといった業務アプリケーションのSaaS化にも取り組んでいるという。業務PCに加えて業務用スマートフォンも社員に配布し、業務改革と効率化を積極的に進めていく方針だ。

 こうした業務のデジタル化を支えるインフラのひとつが、安定したオフィスネットワーク環境だ。2019年の新本社オープンにともなって、オフィスネットワークも大幅に刷新されている。

新本社を中心としたオフィスネットワーク図。“オールネットギア”構成にして基幹部分の全面10ギガ化を図った

 新しいオフィスネットワークではまず、カイエンエンタープライズからの提案により、基幹部分の全面的な10G化が進められた。具体的には、コアスイッチとして「M4300-12X12F」を2台導入し、各階のフロアスイッチやPoEスイッチ(無線LANアクセスポイント収容用)とUTPケーブルまたは光ファイバケーブルで接続している。

 それぞれは10G接続だが、フロアスイッチやPoEスイッチとは10G×2本で、また業務システムを収容するサーバースイッチとは10G×4本で、それぞれリンクアグリゲーション(LAG)を用いた冗長化/増速も行った。

 コアスイッチにM4300を提案した理由について、カイエンエンタープライズの圓城寺氏は、コストパフォーマンスの高さが魅力だったからだと語る。

 「もちろん他社10Gスイッチとも比較しましたが、M4300は1ポートあたりの単価が非常に安い。特に、少し離れた旧本社とは光ファイバケーブルで接続する必要があったので10GBASE-TとSFP+を12ポートずつ搭載するM4300-12X12Fを導入しましたが、この価格帯で(光ファイバも含めて)10Gネットワークを組めるものはほかにないと思います。2台のM4300を、特別なスタックケーブルではなく普通のCat 6Aケーブルでスタックできる点もいいですね」(圓城寺氏)

ネットワークラックに設置された2台の「M4300-12X12F」(左)。ちなみにサーバーラックのスイッチにも「M4300-24X」×2台を採用している(右)

 フロアスイッチやPoEスイッチにはアップリンク10G製品が採用されたが、ここもすべて「GS752TX」「GS752TXP」といったネットギア製品が採用された。カイエンエンタープライズの河田氏も、「ネットギアならば基幹ネットワークを10Gで組めると考えました」と語り、10G製品におけるネットギアのコストパフォーマンスの高さを評価する。

 なおシアーズホームグループでは、福岡支店でもコアスイッチにはM4300×2台をスタック導入している。こちらでは10GBASE-T×24ポートのM4300-24Xを採用し、フロアスイッチやPoEスイッチとUTPケーブルで10G接続している。

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