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MIL規格クリアで堅牢性も確保

税込み10万円台でテレワークもこなせるバランスよい性能、第11世代Core i5で1kg以下の高コスパ14型ノートPC「STYLE-14FH057-i5-UXEX-D」

2021年04月07日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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第11世代インテル® Core™ プロセッサー搭載

「STYLE-14FH057-i5-UXEX」

 超軽量でモバイルに最適なノートパソコンを探すと、多くのモデルが20万前後のラインになりがち。これまでは、ある程度価格は割り切るか、スペックを最小限に抑えて予算を下げるという選択肢がほとんどだった。しかし、今回チェックする「iiyama PC STYLE∞」の「STYLE-14FH057-i5-UXEX」は、1kgを切りつつ、最小構成で税抜9万8980円(税込み10万8878円)からとお手頃価格なのが魅力の14型ノートパソコンだ。なお本製品はCore i5-1135G7搭載モデルだが、Core i7-1165G7搭載モデル(STYLE-14FH057-i7-UXFX)も税込み11万円台となっている。

1kg以下と軽量ながら堅牢性も確保

上部と左右のベゼル幅が短い今どきの見た目。上部に100万画素のウェブカメラを搭載する

 STYLE-14FH057-i5-UXEXは、14型ディスプレー(IPS方式、1920×1080ドット、ノングレア)を搭載するが、上部と左右のベゼル幅は短くなっており、フットプリントは13型に近く、サイズはおよそ幅322×奥行218×高さ19mmと、かなりコンパクトに収まっている。また重量は最小構成時で約0.98kg。構成によって微増するものの、それでも1kg前後に収まる。

天板。黒基調でさっぱりしたデザインになる

1kg以下と14型としては超軽量で、かなり薄い筐体なのでカバンなどに入れて持ち運びやすい

 筐体は、スマホではおなじみのアメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)をクリアしている。詳細はコチラを参照してほしいが、衝撃テストをはじめ、温度や振動など様々なテストをクリアしている。なるべくダメージを与えないように配慮すべきだが、不意のアクシデントが起こってもクリティカルなダメージになる確率が下がる余地は、うれしいところだ。

ディスプレーは180度展開可能だ。この価格帯のモデルだとレアな機能ではないだろうか

ACアダプターは薄型でコンパクト

 本製品は狭い場所での利用にも強い。側面に吸排気口がある場合、冷却性能を確保するために、ある程度のスペースを確保する必要がある。それに対して、STYLE-14FH057-i5-UXEXはキーボード面上部とヒンジの間に吸排気口があり、背面に少しスペースを確保しておくだけすむ。

 自宅での作業環境がやや手狭であるため、資料で埋まりがちといった場合に重宝する仕様だ。なおバッテリーライフはカタログスペックで約7.8時間。チェック中のバッテリー減少傾向からすると、外での動作は5時間程度を見積もっておくといい。

Thunderbolt 4搭載で対応ドッキングステーションを用意すればさらに便利に

 インターフェースは両側面に備わっている。1番のポイントはThunderbolt 4ポートがあることだろう。これにより、ドッキングステーションなどよる拡張が1ポートですませられる。フルサイズのHDMI出力もあり、外部ディスプレーを使用する際にも都合がいい。数年前までは、フルサイズのHDMI出力の主な用途は、会議やプレゼン時のプロジェクター用だったが、最近ではテレワークの広まりもあって、さらに重要度が増している。

右側面。microSDXCカードスロット、ヘッドセット端子、USB Type-Aを備える

左側面。HDMI出力、USB Type-A、Thunderbolt 4(Type-C)を配置

 USBポートはUSB 3.0とUSB 3.1が1基ずつと少ない。ただ前述のとおりThunderbolt 4ポートがあるため、逆に出番が減るケースもあるだろう。またBluetooth 5対応であり、ワイヤレスマウス派であればUSBポート数が気になることはなさそうだ。無線規格はWi-Fi6に準拠している。

キーレイアウト。タイピングでよく使うキーはしっかりとしたサイズが確保されており、文章作成も快適だった

 キーボードは矢印キー周辺がわずかに窮屈だが、使用率の高いキーはほぼフルサイズとなっている。キートップはややザラついた処理がされており、指止まりがよくなっている。また打鍵時にたわむ感じのもなく、打鍵しやすい作りだ。静音に特化したキーボードに比べると打鍵時の音はやや大きいが、ビデオ会議アプリケーションが内蔵するノイズ除去機能で消える程度のレベルであるため、ビジネス用途でも問題ないだろう。

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