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ユーザー目線で本音のツッコミが次々と飛び出した!

kintoneへの要望、素朴な疑問をプロダクトマネージャーに聞きまくれ

2021年02月25日 10時30分更新

文● 重森大 編集●大谷イビサ

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 新型コロナウイルス感染症の影響で、オンライン開催となったCybozu Days 2020 Osaka。オンラインイベントっていまいち熱気も伝わらないし、とお嘆きのそこのアナタ。「元・kintone導入担当者がプロダクトマネージャーに小一時間、聞きまくる会」と題したアツいセッションをお届けしよう。

思わず「あるある!」とうなずくツッコミが連発

もんざえもん:さあ今日は、kintoneの偉い人にエゴでマニアックな質問をしていきたいと思います。PowerPointやPDFではなく、すべてkintoneの画面を使って進めていきます。まずは自己紹介から。

ぺそ:はい、では「自己紹介アプリ」を立ち上げます。

もんざえもん:私はの名前は赤松 翔、ここでは「もんざえもん」と名乗っております。2020年6月に入社したてのサイボウズ社員です。前職では、大阪の印刷会社でkintoneの導入を担当していました。今回はサイボウズ社員であることを忘れて、みなさんと同じユーザー目線でツッコんでいきたいと思います。

セッションで定番のPowerPoint資料は使わず、自己紹介もkintoneアプリ!

ぺそ:そのツッコミを受けるのは私、「ぺそ」こと相馬 理人と申します。サイボウズ kintoneでビジネスプロダクトマネージャーをしております。ヘルプやテックサポートとは方向性が違う、より深い話をしていきたいと思います。

もんざえもん:では、「本日のお品書きアプリ」を立ち上げてください。言いにくいんですけど、この話題からいきましょうか。

ぺそ:言いにくいって、もう画面に出てますね。「ちょっと見た目がダサい感じがしませんか……」と。確かに、契約して最初に立ち上げた画面を見て、「ここから何をしたらいいのか」とわかりにくいかなとは思います。

「見た目がダサい」っていうだけではちょっとツラいんですが、直感的に操作しづらいとか導線がわかりづらいという場合は、ぜひその生の声をサイボウズに届けてください。kintone画面の右上の「?」マークをクリックすると、「kintoneの改善に協力する」というメニューがあります。こちらで「不満がある」を選んで、具体的な指摘を記入してください。

「kintoneの改善に協力する」をクリックして、ユーザーの声を届けよう

もんざえもん:「不満がある」でいいんですか?

ぺそ:大丈夫です。開発者に声が届きます。

もんざえもん:なるほど。ではみなさん、どんどん声を届けてください。

さて次は、私自身も導入時に悩んだ「都道府県をドロップダウンで選択項目を設定した場合、47都道府県を自分で一個一個入力しないといけないんでしょうか……」にいきましょう。都道府県を選択するドロップダウンって比較的よく使われると思うのですが、実際に作ろうと思ったらドロップダウンの設定画面で47都道府県の名前を全部手入力しないといけないんですよね。これ、簡単に作れるようになりませんか?

「もんざえもん」こと、赤松 翔さん

ぺそ:kintoneはいまでは日本以外にも展開しているので、一部の地域に特化した機能の採用は難しいです。ただ、実は簡単に作る方法があるのでそれをお教えします。

まず、47都道府県の名前をExcelに貼り付けて保存してください。次に、Excelを読み込んでアプリを作成します。このとき、都道府県の名前が入っている列をドロップダウンとして読み込みます。そうすると、47都道府県のドロップダウンが完成します。

都道府県以外にも商品名一覧などよく使うものは同じ方法で作れます。初めから作る場合にしか使えない方法なので、すでにあるアプリに追加することはできないんですが。

もんざえもん:この方法ってどこかに書いてますか?

ぺそ:ごめんなさい、書いてません……。

実はもうひとつ方法があります。先ほどのやり方で都道府県を選ぶアプリを作っておいて、ルックアップで呼び出す方法です。これなら、既存のアプリでも使えます。

もんざえもん:これも、どこかに書いてますか?

ぺそ:……書いてません。

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