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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第52回

この価格では「ありえない音」をアピール、finalのA4000/A3000の実力は?

2021年02月01日 13時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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 finalのイヤホン、Aシリーズの始まりは「トランスペアレントな音」をテーマに究極の音を実現したフラッグシップ機「A8000」だった。トランスペアレントな音の印象とは「定位した音が明瞭である」点を差すという。

 その成功を支えたのは、ピュアベリリウム振動板の採用とともに、finalが取り組んでいる新しい音質評価法を用いたことだ。その新しい評価法を用いつつ、誰にでも入手できる価格で、音のエッセンスを届けるために開発されたのが「A4000」「A3000」の2モデルである。昨年の11月に発売され、市場価格は、A3000が1万2800円、A4000が1万5800円と手頃な価格だ。

A4000

A3000

 finalは「音質に少し目覚めた人々に次のステップとして薦められる定番イヤホンを作りたい」と考えたそうだ。また「この価格ではありえない高音質を提供する」というキャッチフレーズに心を躍らせるユーザーも多いことだろう、そして、両者の違いが気になるに違いない。

 本稿ではそこに焦点を当てて両者の違いに着目してみることにする。

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