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グループウェア「desknet's NEO」との連携を強化、ポータルガジェットも追加

ネオジャパン、ビジネスチャット最新版「ChatLuck V4.0」提供開始

2021年01月21日 12時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ネオジャパンは2021年1月21日、同社ビジネスチャット製品の最新版「ChatLuck V4.0」の提供を開始した。ポータルガジェットの追加、ユーザー/組織データの同期などグループウェア「desknet's NEO」との連携を強化したほか、チャットメッセージの対応漏れを防ぐ「後で読む」機能、ルームやコンタクトを横断的に検索できる「メッセージ横断検索」機能などを追加している。

「ChatLuck V4.0」で追加された「desknet's NEO」用ポータルガジェット

 ChatLuckは、ネオジャパンが2015年から提供するビジネスチャット製品。PCブラウザやモバイルアプリを使ったメッセージ、画像/ファイル、スタンプのやり取りといった一般的なチャット機能に加えて、企業の組織階層に基づくユーザー管理、階層型の「ルーム」作成などの特徴がある。またSaaS型で利用できるクラウド版に加えて、オンプレミスサーバーへの導入が可能なパッケージ版を提供している点も特徴。

 最新版となるV4.0では、まずdesknet's NEOとの連携強化を図る複数の新機能が追加された。

 desknet's NEO用ポータルガジェットは、ChatLuckの「新着通知」や「ルーム」「マイルーム」「コンタクト」のメッセージ一覧を、desknet's NEOのポータル画面で閲覧できる画面部品。ガジェットからメッセージの投稿やファイルの共有もできるため、新着情報のチェックや簡単なやり取りはdesknet's NEOのポータル画面内で完結する。

 また、部署ごとの組織ポータルにこのガジェットを貼り付けることもできる。たとえば社内Q&A/サポート窓口としてChatLuckを活用している場合、組織ポータルにそのルームのガジェットを貼り付けることで、マニュアル文書などと共に1画面内で案内が完結する。

desknet's NEO用ポータルガジェットの概要。チャットによる社内サポート窓口などの用途にも適している

 特定のメッセージを「後で読む」リストに追加する機能も登場した。外出中や移動中にメッセージを読み、後ほど対応を行いたい場合の“備忘録”として利用できる。

 また、ルーム/マイルーム/コンタクトでやり取りしたメッセージをまとめて検索できる「メッセージ横断検索」機能も追加された。検索したいキーワードに加えて、期間や送信者(特定のユーザーだけでなく「自分以外のユーザー」という指定も可能)での絞り込み検索もできる。

「後で読む」機能、「メッセージ横断検索」機能の概要

 そのほか、desknet's NEOのユーザー/組織情報をChatLuckに自動同期して二重管理の手間を省く機能、Chromeブラウザ利用時に拡張機能のインストールなしで画面共有できる機能などが追加/改善されている。

 ChatLuck V4.0は、パッケージ版で同日(1月21日)から新規/アップデートを提供開始。またクラウド版は、新規契約顧客へは1月25日から、既存顧客へは2月中旬から提供を開始する。バージョンアップは無償。

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