このページの本文へ

アップアップガールズ(アスキー) 第44回

アプガ(仮)現体制終了シリーズインタビュー

アプガ(仮)を卒業する4人へロングインタビュー【森咲樹編】

2020年12月03日 16時00分更新

文● JJ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 現体制の終了と新体制への移行に伴い、現メンバー4人の卒業を発表したアップアップガールズ(※以下アプガ)(仮)。卒業する古川小夏、森咲樹、佐保明梨、新井愛瞳の4人に、卒業の経緯とその想いを中心にお届けするシリーズインタビュー。第2回はメンバー最長身でお天気お姉さんも務めた森咲樹に話を聞いた。卒業する4人の中で唯一芸能界引退を発表していることもあり、穏やかな表情でインタビューに応えてくれた。アスキー出演時の写真とともにお届けする。

―卒業を決めた経緯を教えてください

 卒業を考え始めたのは、昨年(2019年)の春頃だったと思います。改めてこの先の人生について自問自答して、これまで17年間アイドル活動をしてきて、沢山の人と出会って色んな景色を見ることができましたが、アイドルの世界しか知らないのってもったいないと思い始めたんです。他にはどんな世界があるんだろうと思ったときに、アイドルではない道にも進んでみたいと思ったのが卒業を考えたきっかけです。それで話し合いを進めて行って、今年の春頃に卒業をすることを決めました。

―卒業を発表したときはどのような心境でしたか?

 現体制終了と新体制移行の発表が少し抽象的でしたよね?全てを言い切らないという感じで。グループとしての発表ですしそれは充分に理解しているのですが、私自身は卒業と芸能界引退については発表したくて仕方なかったので、その期間はちょっとウズウズしていました(笑)。そのまま日比谷野音のLIVEもやり切りはしましたが、ファンの皆さんには申し訳ない気持ちはあったので、今は「やっと伝えられたな」というスッキリした安心感があります。

―卒業・引退後はどう過ごしていくか考えていますか?

 私はアプガ(仮)を辞める時は芸能界も引退すると決めていたので、卒業発表と同時に芸能界引退も発表しました。「卒業する」と決めたときには、芸能界を引退したら就職して一般のお仕事ができたらと思っていたのですが、すぐに就職するのももったいないなと思い始めて。少し自分の時間を作って、これまでやってみたかったことにチャレンジしてからでも遅くないと思ったので、少し自分だけの時間を持って、落ち着いたら改めてお仕事も含めた今後の人生を考えていきたいなと思っています。

 具体的にはまだ決めていないのですが、芸能界も引退しますし、今は表舞台に戻ってくることは考えていないですね。ただ、これまでと全く違うことに挑戦したいという思いが強いので、多分思いもよらない新しいことをすると思います(笑)。あとアプガ(仮)のLIVEを外から観てみたいので、必ず観に行きたいと思っています!

―アプガ(仮)としての9年7ヶ月はいかがでしたか?

 アプガ(仮)としての活動はやり切ったな、という思いはあります。来年が結成10周年なので、ファンの皆さんは「あとちょっとで10年なのに」という想いはあると思いますが、私の個人的な気持ちで言うと、10周年というのは「今まで10年ありがとう。これからもよろしくね」という節目だと思っていたので、卒業を決めた身としては10周年をアプガ(仮)として迎えるのは違うなとは思っていました。なのでその前に卒業というのは、ある 意味では必然だったのかなと思います。

 あと個人の生活としては、大学に通っていた4年間は本当に大変で、今考えるとよく通い切れたなと思います。でも大学では自分の世界も拡がったし、お天気お姉さんを務めることもできたし、頑張って良かったなと思っています。

アスキー初登場時の森

―卒業後、フランスとはどう関わっていきたいですか?

 これからは時間が作れると思うので、この状況が落ち着いたらまた行きたい気持ちはあります。4年前にフランスに行った際に、10日間だけでしたけど自分の世界が拡がったので、前回は行けなかった所に行ったり経験できなかったことをしてみたいです。あとはずっと目標にしているDELF(デルフ・フランス語学力資格試験)に挑戦したいと思っています。またフランスだけでは無くて世界中の色々な所に行ってみたいですね。

―メンバーの卒業と自身の卒業で感情の変化はありましたか?

 アプガ(仮)って落ちこぼれの集まりで、そんなグループが6年も続いて日本武道館にも立たせていただいて、まだまだ上に行けると思っていたところで仙石みなみと佐藤綾乃の2人が卒業することになって、「これだけ続けたんだからもっとちょっと続けようよ」ってその時は思いましたしもどかしい思いもありました。でも2人の考えを理解できる部分もあったので、お互いに頑張っていこうね、という気持ちで2人を見送りました。今回は私が卒業することになって、その時と比べて卒業した決意というものがより理解できるなと思います。2人が卒業後に楽しく充実した生活を送っていることも見てきたので、背中を押された部分もあるかもしれません。

アスキーアイドル倶楽部定期公演ステージにて

―新体制のアプガ(仮)はどういうグループになって欲しいですか?

 アプガ(仮)はこれまでも他のアイドルがやらなかったことに挑戦し続けてきたグループなので、そのマインドは持ち続けてくれたら嬉しいなと思います。それこそがアプガ(仮)だと思うので、これからも社長の無茶ぶりを乗り越えるグループであって欲しいです。

 あと、私達は昔から「個性を出せ」って言われ続けてきたんですけど、私は「個性」という言葉に囚われてしまい迷走してしまった時期があるので、これから入ってくれる新メンバーには、ありのままの自分で戦って欲しいなと思います。ありのまま表現することこそが個性だと思うので、あまり気負わずに挑戦して欲しいと思います。

 また、これまでアプガ(仮)はSNSが得意なグループではなかったので、SNSを駆使してアピールしてくれるような子が入ってくれるとグループが一歩先に進めるなと思います。

―残る関根梓に、そして他のメンバーへの想いを聞かせてください。

 アプガ(仮)として活動してくれることを嬉しいと思います。続ける勇気って強い気持ちが無いと持てないものですし、現メンバーとして1人だけ残るという決断は相当な覚悟だったと思います。そしてこれから大変なことが沢山待っていると思います。でもあまり考えすぎず気負わずに、関根梓らしく自由気ままに活動していって欲しいです。

アプガ(アスキー)オフ会ではMCを務めた

―アプガ(仮)として、アイドルとして最後に歌いたい曲はありますか?

 やっぱり「Going my ↑」ですかね…。この曲を最初にいただいたときは、あまりの生々しい歌詞に「こんな曲歌いたくない!」って思ったこともあったんです。でも9年7ヶ月活動してきて、少しずつ曲の印象も変わってきて、いつの間にか私達の背中を押してくれていた曲だと思うようになりました。私達の始まりの曲ですし、あらゆる意味でアプガ(仮)にしか歌えない曲だと思うので、アイドル人生の最後に歌えたら感慨深いだろうなと思います。

―ファンに向けてメッセージをお願いします。

 卒業と芸能界引退を同時に発表したので驚かれた方も沢山いると思いますが、卒業するその日まではアプガ(仮)の一員として精一杯活動し切りたいと思います。引退するからと言って私の存在が消えるわけではないので、これからは1人の人間として、友達のように応援してもらえたらと思います。これからも森咲樹らしく楽しく生きていきます。最後までよろしくお願いします。

★information

☆森咲樹関連アカウント

twitter(@mori_saki1012
Instagram(mori_saki_official

☆アップアップガールズ関連サイト

アップアップガールズ(仮)公式サイト
http://www.upupgirlskakkokari.com/

アップアップガールズ公式Twitter
https://twitter.com/uugirlsofficial

アップアップガールズ公式Instagram
https://www.instagram.com/upupgirlsofficial/

森トレ
https://www.youtube.com/channel/UCNFf6GBaXoCqOug1yNXBmkA

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ