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好きな人ならともかく、相手は会議の進行役や部長代理。ビデオ会議のウインドウを小さくするだけで楽になる(写真はイメージです) Photo:PIXTA |
コロナ禍でテレワークが急速に普及した2020年。ビデオ会議に、環境整備、時間管理など多くの人が試行錯誤をしながら、慣れないテレワークと向き合いました。今後も広がっていくテレワークで、より楽しく、便利に働くにはどうしたよいのでしょうか。そこで今回は、人気サイト「デイリーポータルZ」編集長・林雄司さんの新刊『テレワークの達人がやっているゆかいな働き方』(青春出版社)から、ビデオ会議でスマートに見せる5つの方法を紹介します。
出オチを狙うなら緑色のTシャツを着ておく
ビデオ会議で盛り上げたいなら、緑色のTシャツです。Zoomのバーチャル背景を設定するときに「グリーンスクリーンがあります」をチェックすると、緑色のTシャツのところに背景が設定されてしまいます。
つまり、バーチャル背景がTシャツの柄になります。あらかじめ用意されている宇宙の写真を設定すれば、アメ横で売っているようなTシャツになります。
チェック柄の背景画像を用意すれば、やたらとかわいいTシャツに、バラ柄の背景画像だとゴシックな雰囲気のTシャツです。このバーチャル背景着せ替えで1~2分の雑談はばっちりです。
カメラ目線で話したいならモニター上部を見るべし
ノートパソコンでもデスクトップでも、モニターの上部にカメラがついているため、モニターの中央や下のほうを見て話すと、伏し目がちになります。
そこで、モニターの上部、カメラのすぐ下に、相手の顔のウインドウを持ってくると、相手と目を合わせて話している状態にできます。
自信がないときほど、相手の目を見て話してごまかす。これが私の社会人生活で学んだことですが、このしぐさもウインドウの位置を変えることで実現できます。
スマホじゃなくてプリントを見てますよアピール
人間は、ひとつ昔の道具を使っている人を「賢い」と思ってしまう生き物です。電子書籍の時代にあえて紙の本、メールで済むのに手紙で挨拶。チャットツールが一般的になったら、メールで伝えるのが丁寧な感じがしてきました。会社でも、あえてノートにメモを取っていると、ちょっとできる感じを演出できます。
さて、ビデオ会議ではその演出が使えません。ノートを見ているのか、スマホでマッチングアプリを見ているのかがわかりません。
紙にメモを書いていたことがわかるように、額にペンをあてて考えているふりをするのがいいでしょう。カメラ越しでもペンであるのがわかるように、なるべく太いペン。観光地で売っているお土産用のペンでもかまいません。
ウインドウを小さくすると疲れない
大型モニターでスピーカービュー(しゃべっている人だけが大きく映る状態)にすると、本物以上の大きさになります。ところが、ビデオ会議のウインドウを小さくするだけで、気が楽になります。
「子どもがリモート授業で好きなクラスメイトの顔を大きく表示している」という話を聞いてときめきましたが、働いている私たちが見るのは、会議の進行役や部長代理です。その顔をウルトラワイドモニターで見る必要はありません。
最小化してやりましょう。それだけで万能感を味わえます。
チャット欄にメモを書いて議事録代わりにすると…
ビデオ会議中、見てほしいサイトのURLやメモをチャット欄に書くことがあります。チャット欄を議事録代わりに使っている人も多いでしょう。
ビデオ会議サービスによっては、会議が終わるとともにチャットに書いたことが消えるものがあります。
私が所属しているデイリーポータルZ編集部では、チャット欄に書いたメモが2週続けて消えてしまい、毎週同じ議事について話し合いました。話している最中に「これ、先週も話さなかったっけ?」と全員が思っていました。
チャットは消えないツールに書くか、あえて残したくない内容をチャットツールに書くというスパイ大作戦的な使い方もできます。
※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら
