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ブラックフライデーやサイバーマンデーにはサイバー犯罪に警戒、マカフィーが注意喚起

2020年11月25日 19時30分更新

文● ASCII

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マカフィーブログ「‘Sleigh’ Holiday Shopping by Protecting Your Online Security(オンラインセキュリティーを保護しながらホリデーショッピングを楽しむには)」より

 マカフィーは11月25日、ホリデーシーズンのオンラインショッピング詐欺への注意喚起する発表を行なった。

 米国ではブラックフライデーとサイバーマンデーという2つのショッピングシーズンを迎えているが、それを狙ったサイバー犯罪が増加するシーズンでもある。とくに今年は新型コロナウイルスの流行の影響によりオンラインショッピングは増加し、米国人の48%は今年になってオンラインの購買活動が増加したと回答している。

 また、調査によると消費者はインターネットを介した詐欺やリスクの増加について認識している一方、今年は例年より前倒しでオンラインで買い物をする計画すると答え、36%が贈り物や祝意を送るためにデジタルリンクをクリックしていると回答。しかし、マカフィーのATR(Advanced Threat Research)チームでは、オンラインのサイバー犯罪が増加し続けていることを示す根拠として、McAfee Labsが2020年第2四半期に検出した脅威が1分あたり419件に上ったという調査結果を挙げている。これは前四半期と比べておよそ12%の増加となる。

 また、消費者と犯罪者の両者の活動が活発化するなかでの脅威に対する消費者の対策が十分かどうか懸念しており、世代によって意識が異なるのもわかったという。調査によると、65歳以上ではCOVID-19によりサイバーリスクが増大したと感じた人が79%なのに対し、18~24歳で同様に答えたのは69%。18~24歳の27%が電子メールあるいはテキストメッセージで送られてくる割引やお買い得情報が本物かどうかを確認しているという。

 さらに、全米小売業協会(NRF)のレポートでは消費者の54%はこのホリデーシーズンにギフトカードを受け取ることを望んでおり、マカフィーの調査では回答者の35%は今年はより多くのオンラインギフトカードを購入する予定と回答。回答者の25%はギフトカードのリンクが安全であると決めてかかる、正規であるかを確認する必要な手順を省略する恐れがあるとしている。

 マカフィーでは、多要素認証ど利用、ウェブサイト閲覧における注意などに関して注意するとともにウェブブラウジングを保護する「McAfee WebAdvisor」や個人情報保護を役立つ「McAfee Identity Theft Protection」(英語)などのツールの利用を推奨している。

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