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ASCII STARTUPベンチャーマップ特集 第1回

関西ベンチャーマップ2020【大阪編】

2020年12月04日 09時00分更新

文● 権 基哲 編集●ASCII STARTUP

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 はじめまして!ベンチャー支援事業とベンチャー社長との飲み対談YouTubeチャンネル「こんちゃんネル-社長の素の顔-」を運営してるConの権 基哲(こん きちょる)です。

 前職から関西を中心にベンチャー支援を7年間やらせてもらってる関西ベンチャー情報通です。

 今回から関西のベンチャー情報について、アスキーさんで連載させてもらいます!

 記念すべき第1回は「関西ベンチャーマップ【大阪編】」!

 関西のうち、大阪、京都、兵庫及び各政令指定都市は内閣府が「スタートアップ・エコシステム グローバル拠点都市」にも採択され、また2025年には大阪万博でもベンチャーを活用しようという動きも出てる注目エリアです。

 東京のベンチャーマップはウェブ上で多く出回っていますが、「関西ってベンチャーあるの?」といまだに聞かれるぐらい、まだまだ「関西+ベンチャー」という両方のタグで認知してもらえる機会は少ないです。

 実は3年前の前職在籍時にアスキーさんで書かせていただいてたんです。

 「関西IT系ベンチャーマップ」
 https://ascii.jp/elem/000/001/466/1466873/

 その頃は、ちょうど関西のベンチャーが盛り上がり始めた時だったのですが、あれから投資を受ける会社も増え、前回のマップに掲載していたクックビズ、スマレジ、Chatwork、リグアも上場を果たし、成長企業が増えてきました。

 まだまだ、おもろいベンチャーありまっせ!ということで2020年アップデート版を公開していきます!前回同様、ロゴも各社から直接いただいてます!

 ベンチャーの定義が曖昧なので、掲載基準として、

・関西に本社を置き、新規性のある自社サービスが一定規模以上(概ね年商1億以上又は外部投資総額1億以上)で、急成長を目指す未上場企業(グループの子会社なども除く)

 とさせてもらいます。全てを正確に網羅的にはいかないので、最後は主観ですが(笑)。

※なお、広報戦略上、掲載辞退されてる会社もあります。

エリア区分

 地域施策や特色から4つのエリアで区分しました。それぞれの違いもお楽しみください。

 基本的には大阪で最も乗車数が多く、利便性の良い地下鉄御堂筋沿いで本社を置く傾向にあります。

 せっかくなので、これから起業や関西進出を考えておられる方向けに、主要なインキュベーション・コワーキング施設等のロゴもオレンジ色の枠で囲って掲載しています。

北摂エリア

 北摂エリアは大阪府北部のエリアで、主には大阪大学を中心としたバイオや技術系のベンチャー企業が多いエリアです。大阪大学の研究シーズを活用した大阪大学発ベンチャーはもちろんのこと、「彩都」と呼ばれるライフサイエンスを中心とした技術や企業を誘致したエリア、「健都」と呼ばれる国際循環器病センターを中心とした健康・医療のオープンイノベーションや健康関連産業との連携も目的としているエリアです。まさに大阪のバイオベンチャーの集積地と言えます。

大阪・西中島エリア

 まずは大阪の中心地、大阪駅(梅田)近辺の「うめきた(大阪駅北地区)」エリアです。新産業開発拠点形成も目的としてる「うめきた1期」の開発で、2013年にグランフロント大阪ができたことで、起業家が集う場作りが一気に進みました。

 このエリアには大阪市の「Osaka Innovation Osaka(OIH)」、阪急阪神不動産の「GVH#5」や大阪工業大学の「Xport」などインキュベーション施設も充実してます。

 2024年にはグランフロント大阪隣のエリアで「うめきた2期」の街開きが行われる予定で、「みどり」「イノベーション」「ものづくり」をテーマにして、こちらも今後の展開が楽しみです。

 西中島駅は、新幹線が止まる新大阪駅の次の駅という好立地にもかかわらず、家賃が安い!こちらでは起業家有志が集まり、「にしなかバレー」として起業家が起業家を誘致し、ここ数年で多く成長企業を輩出しています。

本町周辺エリア

 ベンチャー・スタートアップが最も多く集積してるのがこのエリア。大阪駅(梅田)近辺よりは地価が安く、アクセスが良いことが利点として挙げられます。元々は繊維産業の中心地として発展し、伊藤忠商事や東洋紡など有名企業を輩出したことから大手から中小企業まで数多く集積しています。

 駐車場シェアリングサービス「akippa」の初期立ち上げを支援した「オオサカンスペース」や若手起業家が多く在籍する「billage osaka」などコワーキング施設での支援も充実しています。

難波以南エリア

 このエリアはまだベンチャー・スタートアップは少ないですが、移転が増えつつあるエリアです。関西空港から電車一本で行けるアクセスの良さと、その割に家賃が安いことが魅力の一つです。

 難波〜動物園前駅周辺あたりは、コロナが起こる前までは特にインバウンド旅行者がかなり多いエリアだったので、コロナが明けてから楽しみですね。

 またこのエリアの主要沿線でもある南海電鉄では高架下やそのリソースを活用してベンチャーとの協業を増やしてるエリアでもあります。

 この南海電鉄や堺市、またこのマップにはありませんが大阪府八尾市などは中小企業の第二創業(アトツギベンチャー)の支援にも積極的で知られています。

最後に

 思ったよりも多くのベンチャー企業があったのではないでしょうか。大阪では、大阪大学を中心としたバイオベンチャー、ITやサービス系のスタートアップ・ベンチャーが中心となっています。

 大阪と言えば、ものづくりが多い印象ですが、ものづくりは中小企業の第二創業が活発になっていて、そちらはまた別の機会でご紹介します。

 2017年のマップがIT特化だったとはいえ、それを差し引いてもこの3年で成長企業がかなり増えていますので、ぜひ引き続きご注目ください!

 関西の他地域については次回になります!

権基哲(ベンチャー支援家)

著者近影 権基哲

2007年大阪市立大学経済学部卒。2008年に公認会計士試験合格後、大手監査法人にて製造業、卸売業、小売業、金融機関と多様な業種の会計監査を行う。IPO支援として内部統制構築支援、上場準備監査にも従事。2013年よりトーマツベンチャーサポート株式会社関西支部の立ち上げを行い、2015年より関西事業部の責任者として活動。大企業とベンチャーをつなぐ「Morning Meet up」、2014年には地方のベンチャーキャピタル向けプレゼンテーションイベント「全国StartupDay」、2016年より大阪市シードアクセラレーションプログラムの統括責任者をそれぞれ務める。専門分野はビジョン組織構築、スポーツ、シェアリングエコノミー。

 HP:https://www.con-startups.com/
 Twitter:https://twitter.com/kwonchan55
 関西を中心としたベンチャー社長の素の顔が見れるYouTubeがあるので、こちらもぜひご覧ください。
 「こんちゃんネル-社長の素の顔-」

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