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10月に稼働を開始

AMD EPYCプロセッサーが東北大学の新スパコン「AOBA」に採用

2020年10月30日 19時00分更新

文● ASCII

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「AMD EPYC」プロセッサー

 AMDと東北大学サイバーサイエンスセンターは10月30日、新スーパー・コンピューター(システム名:AOBA)に「AMD EPYC」プロセッサーを採用したと発表した。「AOBA」はNECの「SX-Aurora TSUBASA」および並列コンピューター「LX 406Rz-2」で構成され、各々メインCPUとしてAMD EPYCが搭載されており、東北大学が計画している大規模なシミュレーション解析に使用される。

 東北大学の滝沢教授は、「東北大学サイバーサイエンスセンターで今月から新たに稼働するAOBAは、NECの第2世代SX-Aurora TSUBASAを主力とし、総処理能力は約1.8ペタフロップスになります。AMD EPYCプロセッサーを全面的に採用したのは、パフォーマンスとコストの両面で、最適のx86プロセッサーであると考えたからです」とコメントしている。

 東北大学サイバーサイエンスセンターの研究者は、AOBAを最先端の科学情報インフラの開発と運用、また新しい科学アプリケーション構築のために、全国的な共用設備として使用することを計画しているという。この新しいスーパー・コンピューターは10月に稼働を開始した。

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