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T教授の「戦略的衝動買い」 第605回

電気不要で物理的にロックする「USBメモリセキュリティ」を衝動買い

2020年10月29日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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「USBメモリセキュリティ」は、USBメモリー本体の盗難防止とUSBメモリー内部のデータの読み書き防止の両方を実現する、電気エネルギー不要の超アナログツールだ

 昨今、日本国内だけではなく、世界中のネットショップを眺めてみても、クラウドファンディングをみても、なんちゃって最先端テクノロジーの冠を被った小賢しい商品ばかりが目立つ時代だ。元来、チープでアナログ、緩い商品の大好きな筆者にとっては冬の時代の到来だ。

 そんな息苦しい時代におバカの皮を被ったトラディショナルで、費用対効果の計り知れない怪しげで緩いガジェットを見つけて衝動買いしてしまった。

パッと見はごくありきたりの"3桁のワイヤーナンバーロック"だ

"電気エネルギー不要"のアナログガジェットを発見

 「USBメモリセキュリティ」と名付けられた"電気エネルギー不要"のアナログガジェットは、"ワイヤー付きの3桁ナンバーロック南京錠"だ。チープな感じのジップロック風のビニール袋に入って送られてきた。

 販売に際して、もう少しウイット感溢れるクールな商品名を付けてもよかったのにとは思うが、前向きによく考えれば真面目なメーカーの精一杯のネーミングなのかもしれない。

本体以外の同梱品は取説のみ

 本体以外の同梱物は取説だけ。USBメモリセキュリティが守ることのできるものは、物理的なUSBメモリー本体と、USBメモリーに格納されたコンピュータデータの両方だ。

 ネットワークスピードの飛躍的進化やクラウドストレージ共有化のカルチャーがある程度定着した現代、データの受け渡しのメインのメディアとしてUSBメモリーが利用される機会は減少した。しかし実際のビジネスシーンでは、まだまだ見かける需要の多い媒体だ。

 コンパクトで大容量、自宅やオフィスから持ち出して利用する機会の多いUSBメモリーは、登場した20年ほど昔から紛失時のセキュリティー性の確保が大きな注目を集めた商品でもあった。

昨今のUSBメモリーには、PINナンバーで解錠するもの。指紋認証で解錠するものなどいろいろ登場してきている

 昨今、Windows 10 ProではUSBメモリーに対してパスワードロックをかけることも可能になっている。しかしその機能では、使いやすさやセキュリティー強度の観点が気がかりなことから追加のハード機能や専用のアプリケーションで、独自のセキュリティー対応を採用し強化するUSBメモリーも多い。

もう膨大な数のあるUSBメモリーのすべてに対応している訳ではない

 筆者の持っているUSBメモリーでは、その多くはUSBメモリー本体表面に数字キーもどきが取り付けられ、事前に取り決めたパスワードを入力し、読み書き可能状態にするものや、指紋認証で登録ユーザーにだけ同様の読み書き機能の実現を行なうものがほとんどだ。

 今回ご紹介するUSBメモリセキュリティは、これら独自のセキュリティーパスワード機能がなくても、Best Can DoでUSBメモリーに関する一般的な機密管理をカバーしてくれる電気エネルギー不要の物理的な商品だ。

オリジナルのType-Aプラグ(金属製)ではないこれらのUSBメモリーは対象外だ

 対応USBメモリーは、もっとも一般的なType-Aプラグを実装した昔からあるUSBメモリーだ。近頃多く見かける金属フレームのない薄いプラスティック製のブレードに回路の載ったUSBメモリーはUSBメモリセキュリティの対象外となる。

多くの人が一番見慣れており出荷数量も圧倒的に多いこのUSB Type-Aプラグが対象製品だ。USB Type-Aプラグにある2個の四角い穴にUSBメモリセキュリティのUSBポート内に鉄の爪が引っかかって抜き差しをできないように固定する

 USBメモリセキュリティは、Type-Aプラグを実装したUSBメモリーをUSBメモリセキュリティのポート部分に挿入した時に、3桁の番号ロックを回転することで内側に突起した2つの"鉄の爪"がType-Aプラグの金属フレームに開けられた2個の四角い穴に入ることで、抜き差しをできなくする仕組みを提供する。

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