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週替わりギークス 第191回

インタラクティブな球体になりたい

2020年10月30日 12時00分更新

文● きゅんくん 編集● ASCII

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 前回、Snap Cameraのフィルター制作ソフト「Lens Studio」を使い、ニッパーキャット(ニッパーで耳とひげができた猫)になれるARフィルターと、肩にウェアラブルロボット「METCALF」(筆者の作っているファッションとして着用するロボット)が装着できるARフィルターを作った。

 しかし、インタラクティブな(ユーザーの動きで何か変化するような)フィルターが作れなかったという課題が残った。

 同じタイミングで友人から、有名なポテトのフィルターのように、まったく人間の姿でないキャラクターになれるフィルターを作ってほしい、作り方を教えてほしいという要望をもらった(ポテトについてはSnap Cameraフィルター検索窓に「potato」と入力)。

 そこで今回は「人間の姿ではないキャラクターになれるフィルター」を作ってみることにした。

 人間の顔に写真などの画像を載せるフィルターよりも、人間の姿でないフィルターの方がバーチャル感が高くなりそうだ。まったく自分と違うキャラクターになれるのを考えると楽しみだ。

 しかし、ただ人間の姿ではないキャラクターになるだけではインタラクティブさがない。たとえば表情を変化させるとウェアラブルロボットが動く、などのフィルターが作りたいところだ。

 そこで、人間の姿でないキャラクターになれるフィルターを作った後、表情を変えると顔のベースが大きくなるというインタラクティブなフィルターを作ることにした。インタラクティブなフィルターを作る過程では、JavaScriptを(コピペレベルで)使用している。

●黄色い丸になる

 まずは人間の姿をしていないキャラクターになれるフィルターを作る。作り方はこちらのQ&Aを参考に工夫した。

 「Object」ウィンドウの「Add New Object」から、「Legacy face Sprite」を選択する。

「Legacy face Sprite」を選ぶ

 この機能を使うと、顔をトラッキングして画像を貼れる。

「Legacy face Sprite」のデフォルト画面

 画面中央あたりにある「Legacy Sprite」の「Texture」を好きな画像にすると、ポテトフィルターでいう「ポテト部分」を作ることができる。

 今回は顔文字のようなフィルターにしようと思う。

 顔文字の顔ベース(黄色い丸)を検索してみたところ、グーグルの絵文字の顔ベースがあった

 「APACHE LICENSE, VERSION 2.0」というライセンスで、使ってもいいようだ。

 というわけで、以下ライセンスに関する文を掲載する。

 「Texture」を開いて「+」を選択すると、「From Files」から画像を読み込める。

画像を読み込んだところ

 そのままでは黄色い丸のサイズが小さすぎるので、「Transform」の「Scale」でサイズを調整する。

サイズを調整したところ

 次に背景を作る。背景で体を隠すことにより、黄色い丸だけが宙に浮くような状態を作っていく。

 「Object」から「Legacy Sprite」を選択。

「Legacy Sprite」を選択

 初期状態では、黄色い丸より背景(にしたい画像)が前に出てきてしまう。

 そこで、左側にある「Object」に並んだ要素の順番を入れ替える。

 「Sprite Object」(背景)を「Head Binding」(黄色い丸)より上に持ってくる。

初期状態では黄色い丸が隠れてしまう

「Object」の順番を入れ替えると黄色い丸が前に来る

 背景は、ちょうどフォルダに入っていたので、劇団ノーミーツの第2回長編公演「むこうのくに」で配布されているZoom背景画像を仮に使った。

 先ほどと同じように、「Texture」から画像をインポートする。

 その後、画像サイズを調整した。「Fill Mode」をうまく使っていく。

背景をインポートした

背景のサイズを調節した

 次に、黄色い丸に乗せる顔のパーツを作る。

 「Object」から「Face Inset」を選択する。

 すると口が表示されるので、位置を調整し、さらに2回「Face Inset」をインポート。「Face Region」を選択して、左右の目を作る。

「Face Inset」を選ぶ

口が表示される

口の位置を調節する

もう一度「Face Inset」を選ぶ

目を作る

もう片方の目も作る

 これでポテトフィルターの顔文字版が作れた。表情に合わせて顔文字の表情が変化する。

 黄色い丸が大きすぎたり、口の位置が微妙だと思ったので、調整した。

位置やサイズを微調整した

 最後に、背景を変更したら、完成!

背景を変更した

●インタラクティブな球体になる

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