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会津漆器の伝統を取り入れた限定モデル

「シチズン カンパノラ」、日本の伝統工芸を用いたブランド20周年記念モデル

2020年10月01日 17時20分更新

文● ASCII

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 シチズン時計10月1日は、「CAMPANOLA(カンパノラ)」のメカニカルコレクションから、ブランド誕生20周年を記念した80本の限定モデル「彪目金(あやめきん)」(NZ0001-04E)とレギュラーモデル「暈響(かさねきょう)」(NZ0000-07L)の2モデルを発表した。11月下旬に発売する予定。

 価格は彪目金(NZ0001-04E)が104万5000円、暈響(NZ0000-07L)が99万円(ともに予定)。

「彪目金(あやめきん)」NZ0001-04E

「暈響(かさねきょう)」NZ0000-07L

 本モデルは、会津漆の伝統工芸士、儀同哲夫氏による文字板と見返しリングを使用。すべて手作業によるもので、同じものは二つと存在せず、唯一無二の表情を楽しめるとする。

 彪目金は「金虫喰塗り(きんむしくいぬり)」といわれる伝統技法を基にアレンジして仕上げた美しい漆文字板が特長。はじめに、漆を塗った乾く前の文字板の上に菜種を敷きつめて乾燥させ、後にその種をはがす。種をはがしてできた凹凸に金粉を蒔いたあと再度漆を塗り重ねて乾かし、最後に研ぎ出すことで独特の彪(ひょう)文様が現れる。漆を幾度も重ねた見返しリングにも、金粉を蒔いている。

 暈響は、儀同氏の代名詞である濃紺の漆を文字板と見返しリングに用いている。さらに螺鈿細工をモザイク模様のように配置することにより、万華鏡を通して覗くさまざまな形を人生に重ねて表現した。

 両モデルとも、シチズン傘下のラ・ジュ―・ペレ(La Joux-Perret SA)の自動巻き機械式ムーブメント「Cal.Y513」を搭載。スイスの伝統的な機械式時計の技術と日本の伝統工芸である会津漆が融合した、20周年記念にふさわしい特別な時計としている。

 両モデルともにケース径42.0mm、厚み14.0mm(設計値)。ケースはステンレス製、バンドはワニ革。ガラスはクラリティ・コーティングを施したデュアル球面サファイアガラス。

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