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国内の教育機関としては初

Adobe Sign、立命館アジア太平洋大学に導入

2020年09月25日 18時30分更新

文● ASCII

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 アドビは9月24日、立命館アジア太平洋大学(APU)がアドビの電子署名サービス「Adobe Sign」を導入したと発表した。

 APUは、学生およそ6000名のうちおよそ半数は90ヵ国・地域からの留学生であり、教員もおよそ半数は外国籍、授業も日英両言語で行なわれるなど、グローバル化を牽引している大学のひとつ。これまで、留学生へ出願および入学手続書類の原本の一部を海外郵送で提出を求めていた。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によってあいついで主要都市が封鎖、教育機関の休校などが発生、教員と会えず推薦状にサインがもらえない、大学より送られてくる誓約書(大学が定めた諸規程への遵守を誓約する書類)といった多数発生するようになったという。

 APUでは国内の教育機関としては初めて国際学生の募集や入試を扱うアドミッションズ オフィス(国際入学試験事務局)にAdobe Signを導入。留学生の推薦状提出プロセスに加えて、誓約書にもAdobe Signを活用。感染症下での留学生を取り巻く厳しい状況を考慮し、検討から稼働までおよそ3ヵ月間という短期間で運用プロセスの整理構築から留学生への周知までを実施。

 導入においては、Adobe Signの高いセキュリティーや法的有効性、メールアドレスさえあれば相手先が導入していなくても利用できる利便性、世界各地の留学生にも広く知られているPDFを開発した会社というアドビの信頼性、多言語対応力やグローバルでの認知度もシステム導入の決め手になったという。今後、APUでは提供する教育プログラムの同意書への活用など、学内の様々な業務への利用拡大を予定しているという。

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