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高機能ストレージ「Drobo」でデジタルライフをアップデート 第9回

耐障害性の高いストレージ「Drobo」で自宅のPC環境を堅牢化しよう

2020年09月30日 11時00分更新

文● 山口優 編集●金子/ASCII.jp

提供: プリンストン

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 一時期に比べれば日常生活における制限や自粛は緩和されたものの、まだまだ新型コロナウイルスは国内の経済活動に小さくない影響を与え続けている。感染防止対策のため在宅勤務が続いているという人も多いだろう。

 在宅勤務の長期化で困るのが、増え続ける業務データの取り扱い。内蔵ストレージの空き容量が不足すればPCの挙動が不安定になるし、データ関連のトラブルに遭遇する危険も大きくなる。とくに最近は台風や落雷などの自然災害による停電が増えており、突然の電源喪失によりデータ破損などの事故が生じる可能性も高まりつつある。

 そうした事故を防ぐために重要なのが耐障害性の高い外部ストレージの活用だ。ここでは停電による予期せぬ電源断にも対応できる外部ストレージ「Drobo」の特徴と、同製品を導入する方法について紹介していこう。

米Drobo社の外付けストレージ「Drobo 5C」。日本ではコンピュータ周辺機器などでおなじみのプリンストンが代理店となり販売・サポートを行っている

データ保護機能を持つ堅牢なストレージの重要性

 業務データのようになくなると困る重要なデータを、PCの内蔵ストレージだけに保存しておくのは非常に危険。操作ミスでうっかり消してしまうこともあるし、停電などで突然シャットダウンして保存データが破損してしまうこともあるからだ。

 こうしたトラブルを防ぐために役立つのが、外付けHDDなどの外部ストレージだ。PCと物理的に分離したストレージなら、PC本体がトラブルにあっても保存したデータが失われる心配は少ない。

 ただし外部ストレージも使っていればHDDなどの記憶媒体が故障することはある。また電源で動いている以上、停電などのトラブルとも無縁ではない。そこで重要になるのが耐障害性の高さだ。具体的には次の4つのポイントを押さえて製品を選ぶようにしたい。

(1)複数のHDDを搭載しており、いずれか1~2台が破損してもデータを復元できる
(2)破損したHDDの交換が容易
(3)バックアップ電源が搭載されており、稼働中に停電してもデータが損失しない
(4)本体故障時の交換対応など、サポート体制がしっかりしている

 もっとも、これらの条件を満たすような堅牢なストレージは、家庭向け製品ではあまり多くない。かといって法人向け製品は価格が高いうえ、導入や設定に専門知識が必要になることが多く個人ユースには現実的ではない。

 そこでおすすめしたいのが、堅牢性と使いやすさを兼ね備え、個人でも導入しやすい価格を実現した米Drobo社の外付けストレージ「Drobo 5C」だ。

米Drobo社の外付けストレージ「Drobo 5C」は、HDDの増設や交換が容易で堅牢性が高いという特徴を持つ

Drobo 5Cなら停電時も安心!

 Drobo 5Cは、いわゆる外付けHDDケースと呼ばれるカテゴリーの製品。国内正規代理店プリンストンの直販サイト「プリンストンダイレクト」では法人向けに推奨HDDをパッケージ化した製品も用意されているが、基本的にはHDDは本体とは別に購入する必要がある。

Drobo 5Cは最大5台までHDDを搭載できる。容量も最大64TBまで対応しているため、増え続ける業務データをひとまとめに保存して一元管理するのに最適

 最初からHDDを内蔵したものに比べると、自分でHDDを用意する必要があるため若干めんどうに思えるが、そのぶんHDDの交換や増設は非常にやりやすい。前述の押さえるべき4つのポイントも高い水準で満たしている。順に説明していこう。

複数のHDDを搭載しており、いずれか1~2台が破損してもデータを復元できる

 Drobo 5Cの本体には5つのドライブベイが装備されており、最低2台、最大5台のHDDを搭載して使用することができる。また復旧用データをそれらのHDDに分散して書き込んで冗長性を持たせる仕組みになっているため、初期設定の場合、搭載しているHDDのいずれか1台が破損してもデータは失われず復元することが可能だ。

 3台以上のHDDを搭載している場合は、事前に専用ツール「Drobo Dashboard」で設定を変更しておけば2台同時にHDDが故障した場合でも復旧することができる。

3台以上のHDDを搭載している場合は、2台同時にHDDが故障した場合でも復元できるように設定できる

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