• Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

イベントレポート

注目の特集

アクセスランキング

週刊アスキー最新号

  • 週刊アスキー特別編集 週アス2024May

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

MITテクノロジーレビュー

9月23日15時にオープンサービスを開始

事前登録10万人突破の注目MMORPG『LOST ARK(ロストアーク)』日本運営プロデューサー嶋田真人氏インタビュー「いち早く遊んでほしかった」

2020年09月20日 15時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

9月23日15時にオープンサービスを開始する基本プレイ無料の新作MMORPG『LOST ARK』

 ゲームオンが運営する新作MMORPG『LOST ARK』(以下、『ロストアーク』)は、9月23日15時にオープンサービスを開始する。基本プレイは無料で、クローズドβテストではプレイできなかったコンテンツも追加されている。また、オープンサービスに先駆けて、先行クライアントダウンロードができるほか、9月21日12時まで先行キャラクター作成も可能となっている。

 『ロストアーク』は、クォータービュー(見下ろし視点)を採用するPC向けMMORPG。かねてより事前登録を開始していたが、9月15日時点で登録者数が10万人を超えた注目作だ。どんなゲームか気になるという人は、LOST ARKの公式YouTubeチャンネルで「ロストアークがだいたい分かる動画」というのが公開されているので、まずはそちらをチェックしてみるといいだろう。

 

 また、「すべての人に捧げるオンラインRPG」という本作のコンセプトに基づき、最上 もがさんが出演するCM動画も公開中。130秒の「この世界は、青春みたいだ。」編、30秒の「一撃で虜になる。」編も公開されている。とくに、「この世界は、青春みたいだ。」編がある。こちらとくに「この世界は、青春みたいだ。」編は、MMORPGに熱中していた人ほどグッとくる内容になっているので、ぜひこちらもチェックしてみてほしい。

 今回、ゲームオンより『ロストアーク』の日本運営プロデューサーの嶋田 真人氏のメールインタビューが届いたので紹介する。

できるだけ早くプレイヤーの皆さんに遊んでほしかった

『ロストアーク』の日本運営プロデューサーの嶋田 真人氏

ーー9月23日のOS(オープンサービス)開始が発表されましたが、サービス開始への意気込みをお願いします

嶋田 真人氏(以下、嶋田):やっとここまで来たかという気持ちと、これからが本番という気持ちが同居しています。プレイヤーの皆さんには1日でも早く、『ロストアーク』をお届けしたい一心で準備してきました。皆さんを迎える準備を、今もしっかりと進めております。ご期待ください。

ーー従来なら、オープンベータなど、オープンサービス開始までに安定運用環境を整える期間を置くことが多いと思うのですが、今回、一気にオープンサービスに踏み切った意図は何でしょうか

嶋田:従来なら、確かに安定性の確保後、オープンサービスという流れがPCオンラインタイトルでは一般的かと思います。しかし今回は、7月に実施したクローズドβテスト(CBT)でのサーバーの安定性だったり、先行する韓国での運用状況を見たうえで、オープンサービスとして運用を開始しても大丈夫だろうと判断しました。1日でも早く、皆さんにお届けしたいという想いもあって、オープンサービスに踏み切りました。

ーー今回、オンラインでの発表会を実施されました。ご時世を考えられての判断かと思いますが、やってみた手ごたえはいかがでしたか。(YouTubeのコメント欄などの反応を見て)

嶋田:NEW NOMALといいますか、このご時世により、ユーザーさんとの接し方も今後大きく変化していくであろう過渡期の中で、今回配信による発表会にさせていただきました。会場を借りての実施の場合、入場者に制限を設けたり、カメラを現場に入れて、その準備模様すらショウとして観てもらう方法も考えたりと、そのスタイルは様々あるかとは思いますが、今回生放送に集中出来たことで、ご覧いただいた方に伝えたいこと、伝えるべきことをしっかり届けることができたと思っています。

ーーCM動画について、とくに「この世界は、青春みたいだ。」編はオンラインゲームを経験したことのある人にとっては、とても共感できるエモーショナルな内容だと感じました。今回、ターゲットとして、過去オンラインゲームをプレイしていたユーザーを強く意識されているのでしょうか。

最上もがさんの昔のゲーム部屋を再現して撮影されたCM動画。昔MMORPGをプレイしていた人にとってはかなりエモーショナルな内容に仕上がっている

嶋田:PCオンラインゲーム、とくにMMORPGをプレイすることで感じられる「実体験」をもとにCM動画を構成しました。ご推察のとおり、まずは「オンラインゲーム」を体験したことのある皆さんに『ロストアーク』の登場をしらせたいという意識は働きました。

 ただ、オンラインゲームもその歴史は10年を超え、20年が経過しようとしておりますので、今までオンラインゲームに触れてこなかった人やスマートフォンのオンラインゲームのイメージを持たれている方には、このCM動画で描かれる体験は新鮮に映ると思います。そういった気づきを動画を見たすべての人に感じてもらえたらと思っています。

オープンサービスから要望の多かったゲームパッドに対応!

ーーCBTと比較すると、オープンサービスではどのくらいのプレイボリュームが追加される形になるのでしょうか

嶋田:前提として、『ロストアーク』は皆さんの想像を超えるさまざまなコンテンツが用意されています。プレイアブルキャラクターは4キャラクター追加、キャラメイク時のパーツ等が10%ほど追加されていますが、基本的にはCBTからコンテンツボリュームが大きく増えるということはありません。

 実は、そもそも一般的なCBTとは違い、ほぼフルスペックの状態でテストを実施したんです。テスト中にご参加いただいたお客様の声を拾い集めても、すべてのお客様が『ロストアーク』を遊びきれていない状況ですので、あえて大幅なコンテンツ追加は行っておりません。

ーーCBTを実施してからの期間としては、かなり早めのOS開始だなという印象です。CBTで印象に残った、また多かったプレイヤーの意見があれば教えてください。また、その中でもしCBTからオープンサービスまでの間に反映できたもの、さらには今後確定で反映予定のものがあれば教えていただけないでしょうか。

嶋田:とくにゲームパッドへの対応希望のご意見は多かったですし、印象に残りましたね。ゲームパッドの対応については、まず一時的な対応をOSのタイミングで行うことができました。以降はより最適化していく作業を進めていくことになるので、引き続きご期待いただければと思っています。

ーーオープンサービス以降、かなりの頻度でコンテンツが追加される様子ですが、この流れや頻度は年明け以降も続くのでしょうか

嶋田:開発元との協議を必要とする内容ではありますが、いつプレイしても楽しい『ロストアーク』であるように進めていきたいと考えています。

ーー生放送での発表会では、天野 喜孝氏のイラストが発表され、はかなりコメントが盛り上がっていましたが、反応を見ていかがでしたか。また、今後もこういった有名イラストレーターさんを起用したコラボなどは行われるのでしょう か。

嶋田:かなり関心を持っていただけたようで、サプライズとして用意した甲斐があったなと思っています。

天野 喜孝氏とのコラボイラストには、かなり驚いた

 また今後のコラボについては、前向きには考えたいと思っておりますが、状況にもよりますし、受けてくれる著名な先生方次第なところがあるかなと思います。コラボにご興味いただける有名イラストレーターの方が居ましたら、是非ゲームオンまでご一報いただければ(笑)

ーーサービス運営について、メインストーリーを除くと主要コンテンツがレベル50以降に集中するため、途中で離脱する人もいそうです。何か施策は考えているでしょか。

嶋田:まずはレベル50までのプレイを続けてもらえるよう、アイテムの支援などの施策は展開していく予定ですが、ソロでもある程度進行できるゲームになっていますので、ストーリーをじっくりと楽しんでいただき、マイペースで遊んでもらえれば、あっという間かなとも思っています。

ーーアバターやペットはもちろんですが,どのようなものが有料アイテムとして購入できるのでしょうか

嶋田:生放送で紹介しましたアバターもそうですが、複数の効果がパッケージとしてセットになり、ゲーム進行を手助けしてくれる、いわゆる「プレミアム」や、ゲーム内ショップで使用できる「クリスタル」、そのほか枠拡張など、様々なアイテムの販売を予定しています。

ーーサーバーが2つになるということですが,サーバー間の移動は可能でしょうか(有償・無償問わず)

嶋田:現時点で、キャラクターのサーバー間移動は出来ませんが、ダンジョンのマッチングや各種取引所は全サーバー共通になっていますので、各サーバーによって経済バランスが異なるといったことはないと思われます。

ーーありがとうございました。

 『ロストアーク』は、9月23日15時にオープンサービスを開始する。本作は、ストーリーが重厚で、各クラスごとにド派手でカッコいい攻撃やスキルなども繰り出せる、MMORPG初心者でもすぐに楽しめる。加えて、どこか昔のMMORPGを彷彿とさせる懐かしさもあるので、昔MMORPGをプレイしていた人が久々にやってみるタイトルしてもピッタリな作品になっている。CM動画のように、昔MMORPGに熱中していた人は、懐かしさと最新が織り交じった本作を楽しんでみてはいかがだろうか。

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう