このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

これから実況・録画配信を始める人にもおすすめ

2系統のHDMI入力で趣味の枠を超える配信が可能になる!AVerMedia最新キャプチャーカード

2020年09月18日 11時30分更新

文● 藤田忠 / 編集●ASCII編集部

提供: AVerMedia

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 高品質な動画配信に欠かせないキャプチャーデバイスの鉄板メーカーと言えるのが、AVerMedia Technologiesだ。2010年代から開催大会数や賞金額が増え、世界的に盛り上がりを見せ始めたeスポーツに合わせて、ゲーミングキャプチャーデバイスを投入(2012年代)。パソコン形状や、Windows、Mac OSの敷居なく、手軽に使えるUSBインターフェースを採用したキャプチャーデバイスをメインに、パソコン不要でスマホなどのゲームプレイをSDカードに録画できる機能や、ライブ配信の快適なプレイを妨げないパススルー機能、ゲームなどのプレイ動画の録画、ライブ配信を手軽に行える専用アプリケーション「RECentral」の提供など、ニーズに合わせたキャプチャーデバイスを数多く投入している。

 そんなAVerMedia Technologiesの最新キャプチャーデバイスが、接続インターフェースにPCI Expressを採用するPC内蔵型のハイエンドモデルで、2系統のHDMI入力端子や、フルHD/240fpsの高リフレッシュレートのパススルーなどに対応した「Live Gamer DUO GC570D」だ。

 パソコンの形状や、OSを選ばずに使えるUSBインターフェースの外付型製品と比べると、PCI Express Gen2 ×4対応の拡張応スロットを備えるデスクトップパソコン(Windows OS)に限定されるが、USB接続よりも圧倒的に高速な20Gbps(PCI-Express Gen2 ×4)という最大転送速度を活かしたスペックと、PCI-Expressスロットならではの安定性を備えている「Live Gamer DUO GC570D」を発売前に触れたのでレビューをお届けしていこう。

9月18日に国内販売がスタートする「Live Gamer DUO GC570D」。3万8000円前後ながら、2系統のHDMI入力や、最大240fps(リフレッシュレート240Hz)のパススルーなど、多くの機能を備えている

「Live Gamer DUO GC570D」は、2系統のHDMI入力端子で、4K、HDR、240fps(リフレッシュレート240Hz)の入力、パススルー出力に対応するHDMI 2.0の"HDMI IN 1"と、HDMI 1.4でフルHD、60fpsの入力に対応する"HDMI IN 2"のデュアルHDMI入力を搭載しているのが最大の特徴となる。

 ゲーミングPCや、家庭用ゲーム機、スマホ・タブレットの映像をメイン配信画面として表示しながら、フルHDの広角・高画質なデジタルカメラを接続し、配信者を画面片隅に表示(ワイプ)して実況配信、録画するといった定番の使い方にもちろん対応できる。また、格闘ゲームのメイン画面に加え、アケコン操作の手元と実況者も可能だし、iPadを使ったお絵描きHow To動画で、メイン画面に加え、手元のペンの動きを広角・高画質で表示するなど、2系統のHDMI映像で実況、録画配信のバリエーションはグッと増えること間違いなしだ。また、「Live Gamer DUO GC570D」は複数枚差しも可能になっているので、実況・録画配信のプロフェッショナルにもおすすめだろう。

2系統のHDMI入力と、1系統のHDMIパススルー出力で、さまざまな実況・録画配信が可能だ

 録画解像度は、最大1920×1080@60fpsまでになるが、ゲームプレイの実況・録画配信に大事なパススルー機能は、"HDMI IN 1"のみが対応しており、"HDMI OUT 1"に接続した液晶ディスプレーから3840×2160@60fps、2560×1440@144fps、1920×1080@240fpsの映像を無遅延でパススルー表示することができる。4Kに次ぐ高品質な映像でゲームを楽しめるとあって、昨年から人気になっている解像度2560×1440ドットに対応したゲーミング液晶ディスプレーと組み合わせる際もバッチリだ。

 なお、パススルー出力はHDCPに対応している。基本、著作権保護コンテンツのプレビューや、録画は行えないがパススルー経由でのディスプレー表示は問題なく可能だ。

「Live Gamer DUO GC570D」は、ソフトウェアエンコードを採用している。録画配信を行う専用ソフトウェア「RECentral」を使うことで、H.265(HEVC)での録画にも対応しており、H.264を含め、CPUやGPUが内蔵するハードウェアエンコーダを使用する。フルHD/60fps、HDRでの録画時で、AMD Radeon RX 5500 XTや、NVIDIA GeForce GTX 1660などのミドルクラス以上のGPUが必要になる。

2系統のHDMI入力と1系統のHDMI出力を装備する

著作権保護されたコンテンツのプレビューや、録画は行えないが、パススルー表示は問題なく可能になっている

Live Gamer DUO GC570D 主要SPEC
インターフェース PCI Express Gen 2.0 x4
入力端子 HDMI IN 1:HDMI 2.0(4K/60fps、HDR、最大240fps対応)、HDMI IN 2:HDMI 1.4(1080p/60fps対応)
出力端子(パススルー) HDMI 2.0 HDMI IN1の映像、音声を出力(4K/60fps、HDR、最大240fps対応)
最大入出力解像度 HDMI IN1 3840×2160ドット/60fps、2560×1440ドット/144fps、1920×1080ドット/240fps、HDMI IN2 1920×1080ドット/60fps
最大録画解像度 1920×1080ドット/60fps
エンコード方式 ソフトウェアエンコード
サウンド 5.1/7.1ch サラウンド対応(HDMI IN1のみパススルー&キャプチャー対応)
対応OS Windows

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン