ポイントを速習！「Azureの基礎（AZ900）」をみんなで学ぶ 第6回

Azureポータルからのデプロイ、管理操作、ダッシュボードの構成まで、実際に手を動かして学ぶ

Azureの主な管理ツールを知り、リソースを管理する【後編】

　本連載「ポイントを速習！『Azureの基礎（AZ900）』をみんなで学ぶ」では、FIXERの若手エンジニアたちがマイクロソフトの「Azureの基礎（AZ900）」公式ラーニングパスに沿いつつ、Azureを使ううえで覚えておくべき基礎的かつ重要なポイントだけ^※をわかりやすくまとめます。実際に手を動かして学ぶハンズオンのコーナーもありますので、皆さんもぜひ一緒に学んでいきましょう。
（※ 本連載はAZ900試験の受験対策を目的としたものではなく、出題範囲すべてを網羅するものではありません）

はじめに

　連載「ポイントを速習！『Azureの基礎（AZ900）』をみんなで学ぶ」の第5回（前編記事）では、「Microsoft Azure」（以下、Azure）が複数備える管理ツールそれぞれの概要や違い、どのような用途に適しているのか紹介しました。続く今回の後編記事では、よく利用するGUIの管理ツールを実際に使って、Azureの管理操作を理解していきましょう。

■今回の目次

　　●Azureの管理ツール、Azureポータルを触ってみよう
　　　　－操作のスタートはAzure Marketplaceから
　　●ハンズオン：仮想マシンのリソース管理操作を行う
　　　　－Ubuntu仮想マシンのデプロイ
　　　　－さまざまな管理操作メニューを確認する
　　　　－デプロイした仮想マシンの管理操作
　　●ハンズオン：Azureポータルのダッシュボードを構成する

Azureの管理ツール、Azureポータルを触ってみよう

　GUIツールのAzureポータル（https://portal.azure.com/）を使えば、統合されたコンソールですべてのAzureリソースをデプロイし、管理することができます。今回はAzureポータルのインタフェースを操作する方法を学習します。加えて、重要なサービスの稼働状態を監視できるように、ダッシュボードを構成する方法も学習します。

　なお、Azureポータルの基本的な画面構成は前編記事でご紹介していますので、そちらも参照してください。

操作のスタートはAzure Marketplaceから

　Azureポータルで新しいリソースやアプリケーション、サービスをデプロイする際、多くの場合は「Azure Marketplace」から操作を開始します。Azureポータルのホーム画面で「リソースの作成」をクリックすると、Azure Marketplaceの画面が開きます。

　Azure Marketplaceは、Microsoftが提供するリソースのほか、サードパーティが提供するアプリケーションやサービスを検索／試用／購入できるサイトです。これらのアプリケーションやサービスはすべて、Azure上で稼働することが保証されています。キーワード検索、またはカテゴリ分類のリンクから、目当てのリソースやアプリケーション、サービスを見つけることができます。

「Azure Marketplace」の画面。リソース／サービス／アプリケーションを名前で検索したり、カテゴリリンクから探すことができる

MarketplaceでUbuntu Server仮想マシンを選択した画面。「作成」をクリックすれば仮想マシンのデプロイ設定画面に移行する