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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第34回

LINNのDSシリーズが切り拓いた、ハイレゾ/ネットワーク再生時代

2020年08月10日 15時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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 8月6日(英国時間)にLINNから新しい「MAJIK DSM」が発表された。

 LINN Productsはよく知られ、伝統もある、英国の中堅オーディオメーカーだ。DSは、このLINNのネットワークプレーヤーシステムを指す。ネットワークプレーヤーは海外ではストリーマー(Streamer)と呼ばれるので、デジタルストリーマーの略である。DSMはこれに、アンプ機能などが組み込まれた派生システムになっている。

 MAJIK(マジック)は普通の英語なら「magic」とつづるところだが、LINNの製品ではわざと方言(なまり)のように、つづりを変えているのが特徴だ。これは英国と言っても、首都・ロンドンがあるイングランドではなく、スコットランドのメーカーらしさを出しているのかもしれない(LINNの本社はスコットランドのグラスゴーにある)。逆に言うとそこにアイデンティティーと誇りを感じているのだろう。

 これは後に述べるLINN RECORDSで地元のオーケストラを起用しているところからもうかがえる。

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