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ASUSが動作認定した「Powered BY ASUS」を取得、PCケース「ASUS ROG Helios」採用

納得の高パフォーマンスでゲームプレイや実況も、第10世代Core i9で進化したASUSコラボのハイエンドゲーミングPC「ZEFT ASX2」

2020年07月22日 13時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ZEFT ASX2」

 パソコンショップSEVENを運営するセブンアールジャパンが、ASUSとコラボレーションしたゲーミングデスクトップパソコン「ZEFT ASX」が、第10世代Coreプロセッサー「Core i9-10900K」(以下、i9-10900K)を採用して、「ZEFT ASX2(ASUSコラボモデル)」(関連記事)へとパワーアップした。

 果たして、ZEFT ASX2がゲームでどの程度のパフォーマンスを発揮するかは気になるところ。そこで今回は、ベンチマークや実際のゲームプレイで、ZEFT ASX2の実力を確かめてみたい。

 では、早速、「3DMark」(Version 2.12.6964)の結果から見て行こう。ZEFT ASX2は、フルHDでのテストとなる「Fire Strike」で23000を超えるスコアを発揮。4KでのテストのFire Strike Ultraでも7000に迫るスコアを叩き出しており、ポテンシャルは非常に高い。

3DMarkの結果

 DirectX 12のテストであるTime Spyの結果を見ても、1万越えをスコアを出しているなど、こちらでもパフォーマンスの高さは申し分ない。

 続いて「Apex Legends」のパフォーマンスを見てみよう。ここで、描画負荷が最大になるように設定し、実際にゲームをプレイ。プレイ中の1分間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得した。Apex Legendsの仕様上平均フレームレートが144fps付近で頭打ちになってしまっているが、1920×1080ドット、2560×1440ドットでは最小フレームレートも140fpsを超えており、リフレッシュレート144Hzや120Hzのディスプレーを組み合わせることで、より有利に立ち回ることができそうだ。

Apex Legendsのフレームレート結果

 また、3840×2160ドットでも最小フレームレートは80fps以上と高いパフォーマンスを見せており、快適にプレーできることは間違いない。

 さらに「Call of Duty: Warzone」では、どのような結果になるだろうか。ここでは、テクスチャ―を高に設定し、ゲームをプレイ。GPUOpenの「OCAT」を用いて、プレイ中における1分間のフレームレートを取得した。なお、OCATの仕様上、最小フレームレートではなく、99%の位置のデータとなる99%タイルを用いている。

Call of Duty: Warzoneのフレームレート計測結果

 その結果だが、ZEFT ASX2は1920×1080ドットで最小フレームレートが144fpsを上回っており、こちらも高リフレッシュレートのディスプレーの真価を発揮できそうだ。3840×2160ドットでは最小フレームレートが60fpsを割ってしまい少々厳しいが、2560×1440ドットであれば常時60fps以上のフレームレートを発揮している点は特筆に値する。

 「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」では、最高品質に設定してベンチマークを実行。スクウェア・エニックの指標ではスコア7000以上が最高評価とされているが、ZEFT ASX2は3840×2160ドットで、その指標を上回るスコアを発揮。1920×1080ドットにいたっては、2万を超えるスコアを出しており、キャラクターの多い状況でも問題なくプレイできるだろう。

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマークの結果

FFXIVベンチ計測時の最小&平均フレームレート

 それでは、ゲーム以外のパフォーマンスも確認しておこう。まずは、システム全体のパフォーマンスが推察できる「PCMark 10」(Version 2.1.2177)の結果からだ。ここでは、無償版でも実行できるPCMark 10“無印”のテストを実行しているが、ZEFT ASX2の総合スコアは7600ほどと非常に高く、詳細スコアをみると、その中でもDigital Content Creationの結果が12000以上と良好だ。

「PCMark 10」の結果

 Digital Content Creationは、画像や動画の編集といったコンテンツ制作のパフォーマンスのテストグループで、ZEFT ASX2はゲームプレイ以外にも、ゲームの動画を編集したりする場合でも高い性能を享受できそうだ。

 さらに「FFmpeg」(Version 4.3)を用いて、動画ファイルのトランスコードに要する時間を測定してみた。用意した動画ファイルはファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズをプレイした7分30秒ほどのもので、Motion JPEG形式の解像度は1920×1080ドットだ。これを、H.264/AVCおよびH.265/HEVCにトランスコードした。

FFmpegでのトランスコードに要する時間

 前者は15分ほど、後者でも35分ほどで終了した。ここは、10コア/20スレッドのi9-10900Kの恩恵が強く表れた結果といってよいだろう。

納得のいく高いゲームパフォーマンス
ゲーム以外の用途でも高性能を発揮

納得のいく高いゲームパフォーマンスが魅力

 以上のテスト結果から明らかなように、ZEFT ASX2のゲームにおけるパフォーマンスは非常に高い。とくに、i9-10900Kは動作クロックが高く、それゆえゲームパフォーマンスも伸びやすい。また、10コア20スレッドを活かし、コンテンツ制作におけるパフォーマンスも申し分ない出来だ。

 価格は34万780円とリーズナブルとはいえないが、ゲームパフォーマンスに妥協しないコアなゲーマーにこそ、このZEFT ASX2はオススメしたい1台であるといえる。

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