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AMD EPYCにより高度に暗号化されたクラウドサービスConfidential Virtual Machineを提供開始

2020年07月15日 16時10分更新

文● ASCII

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 AMDとGoogle Cloudは7月14日(米国時間)、第2世代AMD EPYCプロセッサーを搭載したGoogle Compute Engine向け「Confidential Virtual Machine(VM)」ベータ版の提供を開始したと発表した。

 第2世代AMD EPYCプロセッサーの高度なセキュリティー機能を活用したという。Google Cloudの「Confidential Computing」ポートフォリオの最初の製品となる「Confidential VM」では、データを保存・転送しているときだけではなく処理中のデータの暗号化も可能としている。

 Confidential VMではGoogle Compute Engine向けN2D VMファミリーを基盤とし、処理中のデータのリアルタイムな暗号化、AMD EPYCプロセッサーのセキュリティー・プロセッサーが生成するVMごとのキーを使用したVMメモリーを暗号化する「Secure Encrypted Virtualization(SEV)」、アプリケーションのコードを変更することなくシームレスなConfidential VMへの移行、高性能な仮想マシンなどを実現する。

 また、Confidential Computingでは、企業がデータの機密性を保護しながらプライベート・データセットで相互に連携できるマルチパーティーによるコンピューティング、Confidential VMにより高い機密性とデータアクセス性などを提供。AMD EPYCとGoogleのConfidential Computingテクノロジーにより、ユーザーは世界中の地域や競合他社と機密データを共有してクラウド内でコラボレーションすることが可能になるとしている。

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