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シチズン「カンパノラ」漆文字盤のグランドコンプリケーション

2020年07月15日 15時20分更新

文● ASCII

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 シチズン時計は7月15日、ウオッチブランド「CAMPANOLA(カンパノラ)」から、特定店限定販売のグランドコンプリケーション「織部(おりべ)」を発表した。販売開始は7月22日から。価格は47万3000円。

 茶器として名高い織部焼をイメージし、落ち着きのある深い緑色の漆塗りで表現した文字盤が特⻑という。織部焼は桃山時代に千利休の高弟であり、武将でもあった古田織部が美濃地方(現在の岐阜県土岐市)で、緑色の釉薬を用いて作らせたのが始まりと言われている。本モデルは、文字盤だけではなく、見返しリングにも緑色の漆を施した。豊かな表情と独特の艶があるとのこと。

 ムーブメントは、ミニッツリピーター、ムーンフェイズ、パーペチュアルカレンダー、クロノグラフの4大複雑機構をクオーツで実現した「グランドコンプリケーション」を搭載。グランドコンプリケーションモデルは2002年に初めてコレクションに登場して以来、ブランドを代表する独創のムーブメントになっているという。

 ステンレスケースには耐傷性に優れた、同社独自の表面硬化技術デュラテクトのなかで、もっとも硬い(2000〜2500Hv)デュラテクトα(アルファ)を施した。サファイアガラスと同等の硬度と、貴金属のような美しい輝きを実現したとしている。

 そのほか、バンドはワニ革、ガラスはデュアル球面サファイアガラス(無反射コーティング)を使用使用した。ケース径は43.0mm。日常生活用防水、電池寿命約2年。

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