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ASUS、ラックサーバー「RS720-E9-RS24-E」がAzure Stack HCI向けのインテル製品をサポート

2020年07月10日 12時30分更新

文● ASCII

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 ASUS JAPANは7月10日、同社のラックサーバー「RS720-E9-RS24-E」が、Microsoft Azure Stack HCI向けのインテル Selectソリューションをサポートすると発表した。

 インテル Selectソリューションは、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク全体における特定のワークロード向けに最適化されたハードウェアおよびソフトウェアスタック。

 これにより、Windows Serverのハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)ソリューションの選択が簡素化され、効率とパフォーマンスが向上するとしている。またAzure Stack HCIを使用すれば、開発者はAzureツールセットでアプリケーションを構築し、オンプレミスでの実行の制御と、クラウドの俊敏性のバランスをとれるとしている。

 Azure Stack HCIは、ローカル接続ドライブを備えたサーバーを使用して、従来のSANまたはNASアレイと比較して低コストで、可用性と拡張性の高いソフトウェア定義ストレージを作成できるというソリューション。

 Azure Stack HCIを使用することで企業は、Azureのハイブリッドリソースを活用して仮想マシン(VM)のバックアップとサイトの復旧を実行できる。また、Windows Admin Center(WAC)の統合ウェブインターフェースを使って、Azure Stack HCIクラスター上にサーバーを簡単に作成、管理、監視、集結できるようになる。

 RS720-E9-RS24-EはXeon スケーラブル・プロセッサーを搭載するラックサーバー。最大24台のSATA/SAS SSD、デュアルPCIeまたはSATA M.2、8本のPCIe Gen3 x16スロットなど、さまざまなワークロードに合わせて拡張しやすい設計を採用した。また、インテル Optane パーシステント・メモリーによって、SSDを使用する同じ構成と比較して、毎秒の入出力動作(IOPS)が88%以上向上するとのこと。

 インテルの検証により、ASUS RS720-E9-RS24-Eは、プラス構成において最高のパフォーマンスと低遅延性を提供していることが判明したという。企業はAzure Stack HCIにASUS RS720-E9-RS24-Eを使用することで、Azure Stack設計の実装に必要な検証時間を短縮できるとしている。

 ASUSは、今後もインテルと協力して、HCI/ストレージ、高性能コンピューティングのゲノム的分析、諸分析のための包括的なソリューションをユーザーに提供するとのこと。また、より多くの検証を実施して、ユーザーがハードウェアとソフトウェアの選択に費やす時間を短縮してソリューションを簡単に構築できるよう支援するとしている。

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