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交通系ICカードを複合機にかざすだけで申請経路を把握

キヤノンMJ、交通費申請を複合機で効率化する「MEAP交通費申請」

2020年07月06日 17時00分更新

文● ASCII

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MEAP交通費申請

 キヤノンマーケティングジャパンは7月6日、ジェイアール東日本企画とJR東日本メカトロニクスが提供する交通系ICカードを使用した交通費精算サービス「transit manager(トランジット・マネージャー)」と連携する複合機ソリューション「MEAP交通費申請」を発表。8月上旬より提供開始する。

 MEAP交通費申請は、オフィスで利用しているキヤノン製複合機のICカードリーダーに、交通系ICカードをかざすことで、カードに記録されている乗降履歴を取得して表示、印刷できる。従来の交通費申請では、いつ、どこへ、どのような経路で外出したか、都度調べる必要があったが、この手間がなくなり、申請業務にかかる負荷を軽減するという。

 なお、「MEAP」(Multifunctional Embedded Application Platform)は、専用のアプリケーションを複合機上で稼動させる、キヤノン複合機に搭載されたアプリケーションプラットホーム。

 乗降履歴は、JR東日本グループが提供するビジネスソリューション、transit manageと連携し複合機の画面上に表示。定期区間が考慮され、新駅の開通や料金変更にも迅速に対応されたデータを交通費申請に活用でき、実際に発生した料金をそのまま印刷できるため、証憑としても有効としている。申請者の経路確認の時間短縮のみならず、承認者のチェックにかかる負担も軽減する。

 現状、紙で申請業務をしているユーザーには、より信頼性の高い申請帳票が出力できるため簡単に運用改善が可能という。また、交通費申請・精算システムを利用している場合は、確認用途やコピー用途で利用できるCSVファイルを、月末申請時などの必要な時にまとめてメールで受け取ることもできる。従来の申請方法や運用方法から大きく変更することなく、申請フローをすでに構築しているユーザーも広く利用できる仕組みとしている。

対応する交通系 IC カード

 全国相互利用の10種類の交通系ICカードに加えて、仙台エリアで利用可能な「icsca」にも対応する。価格は1台につき月額3300円で、導入ユースウェアは別料金。また、別売りオプションのICカードリーダーライターが必要。

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